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何かと心配になりやすい元セラピストがメンタルヘルスについて考えるブログ

【もはや薬】ハグで風邪が治りやすくなるらしいっていう研究の話です

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こんにちは、なすびです。

 

最近は暖かい日と寒い日が交互にやってきてなんだか風邪を引きやすそうだな〜と思う今日この頃ですが、今回は「ハグが風邪の予防なるんじゃない?」みたいな話が面白かったのでまとめておこうと思います。(P)

 

これはカーネギーメロン大学の研究になりまして、健康な406人の成人を対象に「ソーシャルサポートで風邪のような感染症にどのくらい強くなるのか?」を調べたもの。

 

『ソーシャルサポート』は文字通り「社会的な支援」になりまして、家族からのサポートや国からの支援といった広い意味合いで使われる言葉なんですが、昔から精神が安定してると免疫力を高めてくれるのではないかという話は聞いた事あるのではないかと。

 

この辺は『病は気から』なんて言葉がある通りですが、研究チームはこのソーシャルサポート感じてる人ほど免疫力が高く、ウイルスに強いのではないか?という仮説が立てたわけですね。

 

で、この研究では参加者に

 

  1. まず2週間の間に「他者からどのくらいサポートを受けていると感じますか?」についての質問に答えてもらう(誰とどんな会話しました?みたいな)
  2. その後、6日間部屋の一室に監禁し、ウイルスが入った点鼻薬を使ってもらう(ウイルスチャレンジ)

 

ということをやりまして、ソーシャルサポートを感じてるレベルが病気の発症率にどのくらい影響があるのか?をチェックしたんだそう。
 

監禁って聞くとなんかヤバそうなイメージですが、もちろん参加者の合意があって行われる「ウイルスチャレンジ」ですし、最近でいえばコロナのワクチンを作るために行われたりもしましたからね。

 

ちなみに過去の研究だとソーシャルサポートをあまり感じない人はストレスレベルが高く免疫が弱い傾向があったんですが、実際にソーシャルサポートの実感が感染症の発症リスクにどのくらい影響があるのかは気になるところですね。

 

ということで、結果をみてみるとこんな感じになりました。

 

  • 緊張や不安を感じた日数(ソーシャルサポートを感じてない日)と感染リスクには特に関係はなかった(OR = 2.08、95%CI = 0.32〜13.45、p = 0.44)
  • しかし愛情や安心感を感じた日数(ソーシャルサポートを感じた日)は感染リスクの低下と関連があった(OR = 0.39、95%CI = 0.16〜0.96、p = 0.04)

 

ということで、普段の生活でソーシャルサポートを感じる頻度が高い人ほど体内から検出されるウイルスや風邪のような病気の兆候が少なかったんだそう。精神的な安定が免疫の強さに出ている可能性があるわけですね。

 

でもって、この研究では「普段から人とハグをするか?」についてもチェックし分析をしてくれてるんですが、どうやら

 

  • ハグの頻度が高い人ほど感染リスクが低かった!(p = 0.002)

 

とのことで、ハグの回数が多い人は少ないない人と比較して感染リスクが低かったんだそう。

 

この辺は研究者曰く

感染した参加者ではソーシャルサポートの認知度が高いほど、ハグの頻度が高いほど、重症化の兆候が少ないことが予測された。これらのデータはハグがソーシャルサポートを伝える効果的な手段であることを示唆している。

〈中略〉

ハグの明らかな保護効果は、物理的な接触そのものに起因するか、あるいはハグが支持と親密さの行動指標であることに起因するかもしれない。いずれにしても、ハグを多く受ける人は感染症や病気にの症状からある程度保護されている。

とのこと。

 

どうやらハグ自体が相手に対して思いやりや安心感をダイレクトに伝えるソーシャルサポートになり、それが結果として免疫力を高める働きがあるのかもしれませんね。

 

まあハグでないにしろ人が助けてくれるって安心を与えるだけでも良さそうな感じではあるんですが、ハグするだけで免疫力が上がるなら手っ取り早くてよさそうですね〜( ˙꒳˙ )