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【手書き vs タイピング vs イラスト】学習効率が最もいいのは良いのはどれだ!?

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こんにちは、なすびです。

 

先日『理解度を高めるなら紙の本と電子書籍ならどっちが良いの?』って話をしたんですが、似たような話としては『手書きで勉強するのと、パソコンのようなタイピング学習ならどっちが良いの?』っていう議論があるわけです。

 

この辺は「手書きの方が書いてる時の体の動きによって記憶が定着しやすい!」とか「タイピングのようなデジタル機器を使った方がメモを取る能力が向上したり、生産性が高くなる!」とか一長一短な感じではあるんですが、新しい研究ではその辺を改めて調べてくれててナイスでございました。(P)

 

これは12人の成人(平均年齢24歳)と12歳の子供を対象に行われた研究になるんですが、参加者全員には以下のタスクに取り組んでもらってます。

 

  1. 手書きで単語を書き写す
  2. パソコンにタイピング入力で単語を写す
  3. イラストの模写などをする

 

その際に脳の電気信号を測定するTSE分析をおこない、それぞれのグループではどういった脳の領域が活発になっているのかを記録。各グループの学習中に脳の働きの違いをチェックすることで、どのグループが最も学習効率が良さそうなのか?について調べてくれてる感じですね。

 

まあサンプル数の少なさが目立ちますが、子供と成人は別々に調べてくれているのは新しい知見ですし、年齢によって影響の違いがわかってよろしいのでは無いでしょうか。

 

 

 

ってことで、結果を見ますと、

 

  • 手書きでの書き写しとイラストの模写ではワーキングメモリーや新しい情報をエンコードする能力と関連がある脳領域が活性化していた
  • しかしタイピング学習ではそのような脳の活性化は確認されなかった

 

とのことで、成人の場合は手を動かした方が単にキーボードを叩くよりも記憶に関わる脳の働きが活発になってたみたいなんですね

 

ちなみに12歳児の子供の場合でも同じよな結果が得られたものの、成人と比べると程度は低かったんそう。ただこの辺は脳が発達途中であることが関わってるかもしれないってことなんで、研究者曰く

我々は学習に有益な神経細胞の振動パターンを確立するために幼少期から学校で手書きや絵を描く活動に触れる必要があることを示唆している。私たちは手書きや絵を描くときの手の動きが細かく正確に制御されていることに加えて、感覚の関与が大きいことから、感覚運動統合の利点がある。学習を促進し最適化するためには、学習環境の中で両方の活動を維持することが重要であると結論付けた。

とのこと。発達途中である子供の脳の神経に良い変化を起こす可能性も否定できないので、実際に手を動かすような細かい動作が伴ってる方が良いのではなかという結論でございました。この辺は『紙の本 vs デジタル書籍』の結果に似てるところがありますね。

 

また最先端の学校教育ならタブレットデジタルペンを使っての手書きもあるみたいなんですが、こういったデジタルと手書きの融合でもOKみたい。なので現状若いうちは手で文字を書いたりイラスト書いたりした方が学習効率が良い脳が作られるという認識でよろしいのでは無いかと思う次第です。

 

ちなみに自分は学習効率が高いといえど手書きは入力が遅くて好きになれないので、

 

  • 論文の大筋を理解する時は、紙とペンを使ってメモ
  • 会話長の文にしたり、例え話を入れたり、あまり頭を使わなくて良さそうなタスクはキーボード入力

 

っていう感じで、状況に応じて使い分けるのもいいと思います。

 

また『文字の書き写しとイラストならどっちが良いのか?』については過去の研究でイラストで覚えた方が記憶に残る!って結果が出てたりもするんで、よかったらこの辺も参考にしてみてください。

 

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