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何かと心配になりやすい元セラピストがメンタルヘルスについて考えるブログ

週に〇〇時間以上働くと血管への負担がヤバい!というメタ分析のお話です。

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こんにちは、なすびです。( ˙꒳˙ )

 

今回は『仕事と健康』に関するお話です。

 

ブラック企業に務めると病気になるリスクが上がるぞ!みたいな話は以前したことがあるんですが、仕事の環境が健康状態を左右することは比較的想像がしやすいのではないかと思う次第です。

 

でもって今回はそんなブラック企業の指標ともいえる『長時間労働』が血管系の病気にどんな影響があるのかについてメタ分析がありましたのでまとめておこうと思います。

 

血管といえばご存知の通り、酸素や栄養素を体の隅々まで送る重要なパスウェイでございますので、なんとか若さを保ちたいところですね。(P)

 

 

 

110万人を対象に長時間労働の影響を解析したところ、、、

これは2015年に医学誌『ランセット』に掲載された論文になりまして『長時間労働が心血管疾患のリスクにどんな影響を与えるのか?』を調べてくれた研究なんですが、そんな内容はというと、

 

 

と言った感じで、病気の種類ごとについてメタ分析をしてくれてます。もちろんデータが被ってるものもあるんですが、サンプル数も多く追跡期間も長いですし、何より年齢や経済レベル、タバコ、アルコールといった変数を調節してくれてるのはいい感じですね。

 

でもって労働時間の基準については週35〜40時間を標準として、

 

  • 41〜48時間の労働
  • 49〜54時間の労働
  • 55時間以上の労働

 

と比較して心血管疾患リスクにどんな関係があるのかを見てくれたわけなんですが、そんな結果はというと、

 

  • 週49〜54時間労働の場合、週35〜40時間労働と比較して脳卒中が27%上がる【 p =0.03】
  • 週55時間以上の労働の場合、同様に比較すると脳卒中リスクが33%上がる【p = 0.002】

 

ということで、毎日2時間〜3時間くらい残業していると脳卒中リスクが目に見えて出てくるという感じでございました。

 

この辺は研究者いわく

我々の見解では週55時間以上働く人は、標準的な労働時間の人に比べて脳卒中発症リスクが1~3倍高いことが示された。研究間の不均一性、逆因果関係のバイアス、交絡因子の証拠はなかった。さらにこの関連は男女間でも地理的地域でも変化せず、脳卒中の確認方法とは無関係であり、この所見は頑健であることを示唆している。

とのことで、なかなか信憑性が高い結果になっているんだそうです。

 

ちなみに冠状動脈性心疾患と長時間労働の関係はあまり強くなかった(55時間を超えると13%程上がる)ってことで、この辺はちょっとわからないところではありますが、長時間労働が良くないことは確実といったところしょうか。(そりゃそうか、、、)

 

まぁ繁忙期のように一時的に残業が多い月がある場合なんかは別として、毎月当たり前のように60時間以上残業してしまっている場合は対策を考えた方がいいかもしれません。

 

例えば集中力が続かないことが原因で残業してしまっているのであれば、

 

 

と言った感じで、それっぽい対策をしておくだけでも吉かと思われます。(`・ω・´)