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何かと心配になりやすい元セラピストがメンタルヘルスについて考えるブログ

リンゴポリフェノールは紫外線のダメージをどこまで軽減してくれるのか?またサプリは買いなのか?という研究のお話


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こんにちは、なすびです。(*¯ㅿ¯*;)

 

最近暑さはマシになったものの「まだまだ紫外線対策が油断できない時期だ!」ってことで、今回は『お肌』に関するお話です。

 

紫外線による肌のダメージは日傘や日焼け止め、衣類で対策をするのが定番ですが、栄養素といった食事なんかもかなり重要だったり。

 

紫外線によって肌にシミが出来たり、肌が黒ずんだりするメカニズムについてはすでに知っている方もいらっしゃると思いますが、改めて確認しますと、

 

  1. 紫外線によって、肌のメラトサイトでメラニン色素の合成が活発になる(チロシンなどがメラニンに変化!)
  2. 肌のメラニン色素が濃くなることで肌にシミなどが付着する

 

といった感じです。紫外線がシミの原因になる物質の生産を促進するわけですね。

 

そしてこの時、紫外線を受けた肌のメラノサイト内では酸化ストレス反応が起きまくっているわけなんですが、それを抑えてくれると考えられているのが、ビタミンやポリフェノールといった栄養素であります。美肌とかアンチエイジング系でかなり認知されてると思いますが、いわゆる抗酸化作用を持った物質ですね。

 

つまり紫外線から肌を守るためにはビタミンやポリフェノールが大事なわけなんですが、新しい研究では『リンゴポリフェノールとかなかなか良いんじゃないか?』といった、研究が出てたのでまとめておこうと思います。

 

 

 

紫外線のダメージを25%くらい減らしてくれるかも

これは2020年にアサヒビールの研究所が発表したRCT研究になりまして、20〜39歳の女性65人を対象に「リンゴポリフェノールが紫外線のダメージをどこまで軽減してくれるのか?」について調べたもの。(P)

 

実験の内容としてはまず参加者を以下の3つのグループに分類します。

 

  1. 1日300mgのリンゴポリフェノールのサプリを摂取する
  2. 同じく1日600mgのサプリを摂取する
  3. ニセ薬を摂取する(プラセボ)

 

参加者にはこの生活を12週間続けてもらいまして、紫外線のダメージサインである『メラニンの濃さ』や『肌の透明感や明るさ』はグループの間で差があるのか?というポイントについて調べてくれたわけですね。

 

が、ここで察しの良い方ならお気づきかもしれませんが、アサヒビールさんはリンゴポリフェノールサプリメントを製造してますゆえに、「これって企業に有利な結果出してませんか?」という懸念点もあったり。(スポンサーシップバイアスの問題)

 

まあだからと言って「全く参考にならない!」と言えるわけではなく、一応二重盲検化もされてますし、研究のデザインもいいので個人的には参考になると思ってます。

 

ということで、そんな研究結果を見ていきますと、

 

  • リンゴポリフェノールを飲んだグループの方が紫外線によるメラニン色素の増加が抑えられていた
  • 肌の明るさや透明感に関しても、リンゴポリフェノールを飲んだグループの方がよかった
  • 肌の水分量などはどちらのグループも有意な差はなかった

 

とのこと。

 

効果のあった項目の中でも特にメラニン色素への影響が分かりやすく差がついてるな〜ってところでして、


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※図は同論文からの引用したもの

 

図なんかを見ると、メラニン色素のレベルについては4分の1くらいの差はある感じです。

 

またリンゴポリフェノールが1日300mgか600mgで差はほとんどないので、摂取すればするほど良い!というわけでもなさそうな印象もありますね。

 

で、紫外線のダメージを軽減するメカニズムについては、先に話したようにリンゴに含まれるポリフェノール(特にプロシアニジン)が酸化ストレスを抑えてくれているからなのではないか?というポイントにもちろんなんですが、加えて、

リンゴポリフェノールの投与により、肝臓の炎症が抑制され、腸の腸壁が改善され、抗肥満効果が得られることが報告されています。

 

またいくつかの研究は腸のマイクロバイオームの変調がどのように皮膚のホメオスタシス経路に影響を与え、UVによる損傷を打ち消すことができるかを示しました。したがってリンゴポリフェノールは腸内細菌叢を介した色素沈着と酸化の抑制に影響を与える可能性があります。

とのこと。腸内環境の改善は病気の予防や強いメンタルにもかなり重要なんですが、皮膚などにも良い影響を与えていて最終的に紫外線のダメージを打ち消してしまうのではないか?という考察はなかなか興味深い知見でしたね〜。

 

 

 

【サプリ】リンゴポリフェノールは買いなのか?

でもって、「リンゴポリフェノールは買いなのか?」ってポイントなんですが、個人的には買わなくてもいいんじゃないか?というスタンスでおります。

 

何でかといいますと、この研究だと期間中は緑茶、赤ワイン、チョコレート、抗酸化添加剤(ビタミンC、CoQ10など)といったポリフェノール系の摂取は控えるように言われていたので、その分効果が大きく出てる可能性があるんですよ。

 

いかんせんポリフェノール(プロシアニジン)なんかは、

 

  1. 果物(ベリー系とかリンゴなど)
  2. カカオ
  3. お茶
  4. 赤ワイン
  5. 豆類

 

と、普段から摂取するような食品に多く含まれているので、日常的にこれらを摂取してる人でだと効果がしょぼくなる可能性があるからですね、、、。

 

またリンゴの総ポリフェノール含有量で考えてみても

 

  • リンゴ100gあたり10mg〜500mg

 

と育て方や産地によって差があるものの、これならリンゴ半分から1個丸々食べるだけでも十分なポリフェノールは摂取できそうな感じ。これならリンゴ食べた方が安上がりだし、ダイエット効果もあるし、食物繊維も取れるやん、、、と個人的には思ってしまいますね、、、。(P)

 

まあこういったサプリメントは手軽さを売りにしてる面もあるので「リンゴが嫌い!」とか「丸々食べるのめんどくさい!」っていう方であれば、メリットはそれなりに大きいのではないでしょうか。

 

逆にリンゴからポリフェノールを取りたい!っていう人であれば、皮に果実の57倍のポリフェノールが含まれているので、なるべく皮ごと食べてもらえるといい感じです。(`・ω・´)