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何かと心配になりやすい元セラピストがメンタルヘルスについて考えるブログ

新型コロナで嗅覚を感じなくなる理由が分かってきたかもしれない!っていう研究のお話です

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こんにちは、なすびです。( ˙꒳˙ )

 

今回は『新型コロナで嗅覚を感じなくなる理由がわかったかも!』ってことで、個人的にまとめておこうと思います。

 

 

 

これはジョンズ・ホプキンス医学研究所になりまして、30人の男女から鼻や気管のサンプルからそれぞれACE2タンパク質のレベルを調べたもの。(P)

 

ちなみに『ACE2』というのは、新型コロナと結びつきやすいタンパク質と考えられてるんですが、これが多いとコロナウイルスを体内にウイルスが浸入しやすくなる可能性があるんですね。(タバコを吸うとACE2が増える)まあイメージ的にはコロナウイルスをキャッチする「フック」とか言われますけど、ウイルス運搬係みたいな認識で良いと思います。

 

で、この研究では共焦点顕微鏡という高画処理技術を使いまして、鼻と気管の覆っている細胞の画像を作成し、それぞれの部位のACE2の分布をチェック。ウイルスの感染経路は鼻、口、気道とか色々あるのですが、ウイルス運搬係であるACE2はどこにどのくらい多いのか?について比較してくれてます。

 

でもって、この研究から分かったことはといいますと、

 

  • 嗅覚神経上皮の細胞は鼻の他の部位や肺につながる気管からのサンプルと比較して、ACE2タンパク質のレベルが200倍から700倍に高かった!

 

とのことで、特に鼻の奥の上皮の部分(脳と繋がっていて、匂いを感じるところ)にACE2が多く分布していて、その差は他の部位と比較して最大で700倍だったんだそう。この結果を見ると、新型コロナウイルスは特に鼻から体内に取り込みやすいのかもしれません。

 

研究者いわく、この結果から感染による嗅覚障害のメカニズムも説明できるのではないか?ということでして、

高レベルのACE2を持つ細胞は匂いの感知に関連しているため、これらの細胞の感染によってCOVID-19に感染した人々が嗅覚の喪失を経験する理由になる可能性がある

とのこと。

 

新型コロナの感染することで匂いを感じなくなるのは、

 

  • 匂いの感知する部位はACE2が多い
  • しかし新型コロナはACE2と結びついて体内に侵入
  • 結果として嗅覚を感知する細胞は感染しやすい上に、細胞が感染することで嗅覚に異常が生じる

 

といったメカニズムが考えられるんだそうです。もちろんこの辺の研究は始まったばかりですし、サンプル数もまだ少ないので確定だ!とは言えないですが、新しい知見としては良い感じですね〜。

 

一応この結果から、治療法に関しても「副鼻腔炎といった鼻炎系の治療法がもしかしたら効くのかもしれない」っていう仮説も立ててたりしてるんですが、実際に有益であるどうかはまだ分からないんで解釈には注意が必要です。

 

もしかしたら今後『鼻うがいが良い!』みたいな情報が出るかもしれませんが、いかんせん使用例がないと逆効果な可能性もありますからね。この辺はポピドンヨードの件から学びたいところです、、、。

 

まあ、この辺の対策については、今まで再三言われてたことですが、

 

  • マスクをしよう
  • 手洗いと消毒をしてないなら鼻は触るな!

 

といったところをコンスタントに守るのがやはりベストと言えそうです。人は1時間に16回も顔を触る!なんて研究もあるんで、特に鼻を触らないように意識してもらえるといいのではないでしょうか〜。