Vitality Asset

何かと心配になりやすい元セラピストがメンタルヘルスについて考えるブログ

楽観的過ぎと悲観的過ぎはどちらとも幸福度が下がってしまう!という意外な研究のお話

f:id:nasubi-healthcare:20200819212736j:image

 

こんにちは、なすびです。(´・ω・`)

 

楽観的な性格か悲観的な性格ならどっちがいいのか??」については議論が続いてるトピックの1つなんですけど、まぁこの辺は楽観的になりすぎず、悲観的にもなりすぎないことがベスト!なんて結論になりそうな感じではあるのかなと、、、。

 

例えば「自分は病気になったことないからタバコ吸いまくっても大丈夫!」と考えるのは楽観的すぎますし、「たばこの煙で癌になるから、家から出ない!」と悲観的になりすぎるのも、考え方のバランスがあまり良くないことは何となくイメージがつくのではないでしょうか。

 

上記の例はかなり極端なものにですが、実際に楽観的すぎると交通事故を起こしやすかったり、好ましくない理由で貯金を切り崩しやすかったりしますし、悲観的に考えすぎると人生のチャンスを見送うような先延ばしにも繋がりやすいので、楽観的になる部分と悲観的になる部分はいいバランスで使っていきたいわけですね。

 

が、とはいえ人は楽観的か悲観的かのどっちらかに偏りやすいこともまた事実でして、自分も悲観的な考えの方がよく顔を出すんで、もうちょっと楽観的寄りに近づきたいとは日々思ったりします、、、。

 

まあ今後もどっちがいいのかについては議論が続きそうですが、今回は「長い目で見ると楽観的と悲観的ならどっちがメンタルに良さそうなんだろう?」っていう研究が個人的には参考になりましたんで、まとめておこうと思うしだいです〜。( ˙꒳˙ )

 

 

 

これは2020年に発表された論文になりまして『British Household Panel Survey (BHPS)』というイギリスの人口データを使った観察研究になってます。(P)

 

研究内容についてさらっと見ていくと、まずは以下のような項目データを1601人分集めまして、

 

  • 心理的な幸福度(GHQ、L Sスケール)
  • 心身の健康状態
  • 年収のような経済的なレベル
  • 楽観的、悲観的といった性格

 

これらのデータを元に18年間の追跡調査をおこない『楽観的すぎる性格と悲観的すぎる性格が長期的に見て、幸福感やストレスレベルにどのような影響があるのか?』を調べてくれてました。

 

で、これらのデータ分析の結果は楽観的と悲観的のバランスが取れた人たち(現実主義)と比較してるんですが、そんな結果はというと

 

  • 悲観的すぎる人は心理的な苦痛レベルが37.2%高く、楽観的すぎる人は11.8%高い
  • 悲観的すぎる人は幸福度が21.8%低く、楽観的すぎる人は13.5%低い

 

とのことで、どちらに偏りすぎてもメンタルへのダメージは大きくなりやすいし、幸福感を感じにくくなってしまうんだそう。悲観的すぎる人の幸福度が低いのはなんとなくイメージができますが、楽観的すぎる人たちの幸福度が低いのは意外ですね〜。

 

でもって、なんでこうなるのか?については研究者曰く、

楽観主義が増加すると実際に失望するような出来事が自身の期待を支配し、最終的には幸福度が低下することが考えられる。

〈中略〉

不正確な信念に基づく計画は合理的な期待よりも悪い結果をもたらすに違いない。いずれにしても我々の発見はどちらかの兆候の誤った認識は幸福に悪いということである。

ということで、楽観的すぎると自分が理想としてる結果が得られなかった時ギャップの大きさがメンタルのダメージになるし、悲観的すぎても起こる可能性が低い悪夢の存在に怯えて、幸福度が下がっちゃうかもしれないわけですね。

 

楽観的でも悲観的でも、現実で起こりそうなことから離れた過ぎた結果を想像しすぎるのはあまり良くないといったところでしょうか。

 

で、この辺ついてもう少し具体的な話で見てくと

楽観主義者は病気や怪我などのネガティブな出来事の発生を過小評価する傾向があり、喫煙のようなリスクの高い活動に過度に参加する傾向もある。

とのことで、今世間を騒がせている感染症を例にとっても、

 

  • 楽観的すぎる:「自分は今まで風邪になったことがないから大丈夫だ!」「周りにかかってる人がいないから大丈夫だろう」と考え、人が多い場所を頻繁に訪れたり、マスクや手洗いと言った対策がおざなりになる(アメリカの高齢男性にはこのような心理傾向がある)
  • 悲観的すぎる:「外に無症状感染者がいるかもしれないから、家から絶対出てはいけないと思い込みすぎる」「ものに触れるたびに毎回消毒をする」など自分の日常生活に悪影響が出るレベルで予防に徹する

 

と言ったところでしょうか。

 

どちらの対策が正しいかどうかについては置いておきますが、感染症の生活に慣れることで予防レベルが下がるのはよくないですし、かと言って、ウイルスの存在に怯えすぎても精神的に苦しくなってしまうのは自明でしょう。

 

この辺は自分が楽観的か悲観的のどちらかによっているかを軽く思い返してもらって、なんとか中間を狙いたいところです。自分は悲観的レベルが10点中8点くらいの感覚でいるので、6点くらいにしてもう少し楽観的な方によりたいですね〜(*¯ㅿ¯*;)