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何かと心配になりやすい元セラピストがメンタルヘルスについて考えるブログ

慢性炎症を防ぐには『エモダイバーシティ』が大事なんだ!っていう研究のお話です

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こんにちは、なすびです。( ˶˙ᵕ˙˶ )

 

あらゆる病気の原因とされる『慢性炎症』お話です。

 

炎症には風邪をひいたときに熱を出したりするように免疫細胞のウイルスとバトルをしてるような状態のことを言うんですけど、このような状態が長引くと動脈硬化とか糖尿病、メンタルの疾患かかるリスクが上がってしまうことが過去の研究でもわかってたりします。

 

「このような慢性炎症がどうして起こるのか?」については様々な原因があるものの、今回は「慢性炎症を防ぐには『エモダイバーシティー』が大事だ!」という話が興味深かったのでまとめておこうと思います。

 

 

 

日常でいろんな感情を経験してると、全身の炎症レベルが低い

ちなみに『エモダイバーシティ』っていうのは直訳すると『感情の多様性』って意味なんですけど、

 

  • エモダイバーシティーが高い状態:ポジティブの中でも喜び、興奮、穏やか、冷静、ネガティブの中でも悲しみ、怒り、抑うつ、緊張といったように日常の中でいろんな種類の感情を経験している状態
  • エモダイバーシティーが低い状態:ポジティブなら喜びと穏やかのみ、ネガティブなら悲しみと緊張だけと経験している感情の種類が少ないもしくは偏ってる状態

 

のことを言います。普段の生活の中で笑って、泣いて、怒ってみたいな様々な感情を経験してればエモダイバーシティは高い状態ですし、喜びと悲しみだけに偏ってるとエモダイバーシティは低い状態ってことみたいですね。

 

でもって研究者たちは過去の研究をもとに『エモダイバーシティが高い状態だと全身の炎症レベルが低いかもしれない』っていう仮説を立てまして、その辺について調べてくれたのが2018年の論文。(P)

 

これは比較的健康的な40~65歳の男女688人を対象にしたもので、研究の手順をざっくりみていくと

 

  1. 6ヶ月間毎日その日にあった出来事やその時の感情について記録してもらう(つまり日記をつける)
  2. 血液中の炎症マーカをチェック(IL−6、CRP、フィブリノーゲン)
  3. その人が経験している感情の種類と全身の炎症レベルの関連性をチェックする

 

というような感じで、エモダイバーシティが高いか低いかで体内の炎症レベルに違いはあるのか?を調べてもらった感じです。

 

でもって、そんな結果を見てみる限りですと、

 

  • エモダイバーシティが高いほど慢性炎症レベルの低さと関連していた
  • 特にポジティブなエモダイバーシティが高いほど、炎症レベルの低さと関連していた

 

とのことで、この結果は年齢、性別、抗炎症薬の使用、BMI、病状、性格などを考慮しても効果が残ったとのこと。ちなみにネガティブなエモダイバーシティが高くても、炎症レベルにいい影響はなかったみたいなんので、いろんなポジティブな感情を日常生活で感じるのが大事なんだそう。

 

ちなみになんでポジティブなエモダイバーシティが高いと炎症レベルが低いのか?ってところなんですが、もちろんポジティブな感情が免疫力を上げるかもしれないと考えられるところはありますし、気分の改善すると炎症レベルが下がる研究はありますが詳しいところはよくわかっておらず。

 

研究のデザインとしても「炎症レベルが低い人は毎日が充実しててエモダイバーシティが高いのでは?」っていう可能性があるので因果関係まではわからないですが、一応研究者曰く、

感情的な情報を正確に特徴づける能力は、個人が自分自身の感情的反応について誤った判断を減らすことができるかもしれない

ということで、「自分が今どんな感情なのかモニタリングすることが上手なのでは?」っていうポイントが一説としてありそうな感じ。

 

この辺は過去にも「何だか気分が悪い!」ではなく、「今さっきのことでイライラしてるな」とか「昨日のミスことでまだ凹んでるな」みたいに自分の感情を細かく分類できる人はストレスへの対処がうまい!(感情の粒度が高い)っていう話もありますんで、参加者に日記をつけてもらっていろんな感情について書けるような人はその辺が影響してる可能性もありそうです。

 

なので日常生活の中でいろんなポジティブな感情を経験することも大事だけど、普段の生活を送る中でもどういうポジティブだろう?ってポイントは意識してみるといいかもですね。例えば、まあ何か楽しいイベントがあったとして「単に楽かった!!」ではなく、

 

  • 鳥肌が経つほどの喜びを感じた!
  • 内側から何かがこみ上げてきて、言葉にするのが難しいほどの幸せを感じた!
  • 心臓の音が聞こえて、これまでにないほど興奮した!
  • まるで森の中で鳥のさえずりを聞いてるような、穏やか気分になった!

 

と言ったよう、小説の一文を書くように意識してもらえるといいと思います。この辺の詳しい部分は『感情の粒度』の話を参考にいてみてください。それに加えてここ最近経験してない感情をチェックしてもらえるといいかもです。

 

自分は喜びや穏やかな感情を経験してるような気がするんですけど、最近はテンションがめっちゃ上がるような興奮状態を経験してなんで、この辺は今度のライブで回収してきますかね〜( *¯ ꒳¯*)