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不安症元セラピストがメンタルヘルスについて考えるブログ

人に頼み事が苦手でしかもよく断られてしまう人の特徴って何だろう?という研究の話

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こんにちは、なすびです。

 

今回は「頼み事が苦手な人はこんな特徴があるよ」って話が参考になりましたので、まとめておこうと思います。自分はいかんせん人に頼み事をするのが苦手なタイプなんで、こういうことを調べてくれるのはありがたい限りですね。

 

 

 

『間接的サポート』を使うと頼み事を断られる確率が上がるぞ

これは2018年の研究になりまして、176のカップルを対象に『ソーシャルサポートと自尊心の関係』について調べてた研究です。(p)

 

この論文では2つの研究結果が構成されているんですが、研究の流れをざっくりとまとめて見ていくと、

 

  1. まずカップルのパートナー同士で、今年成し遂げたい目標(痩せたい、稼ぎたい)を7分ほど話し合ってもらう
  2. その目標を達成するために、パートナーにどんなことをして欲しいのか相談してみる
  3. 頼み事が得意な人、苦手な人にはどんな違いがあるのか?について調べる

 

という感じです。頼み事が苦手な人だったり、相手が協力したくないなと感じる頼み方はどんなものなのか?特徴を調べてくれたわけですがそんな結果を見ていくと、

 

  • 『間接的サポート』を使うと相手が頼み事に対して快く思わない
  • 自尊心が低い人ほどパートナーに対して『間接的サポート』を使う

 

という傾向が確認されたんだそう。

 

ちなみにこの『間接的サポート』っていうのは何かお願いしたいことがある時に「〇〇して欲しんだけど、、」っていうのではなく、「もう俺なんて誰も助けてくれないんだ、、、」みたいな泣き言をいったり、やたらため息をついたり、イライラしてみたりなど、「助けて欲しいのを察してくれ!」みたいな振る舞いをすることですね。確かにちょっとめんどくさいかもっていう印象を持ちそうですが、皆さんの周りにもこういう方いらっしゃるのではないでしょうか。

 

このお願いの仕方があまり良くないのは何となくわかるかと思いますが、研究者曰く、

泣き言のような『間接的サポート』を使うと自分が今悩んでいる問題やそれについて自分がどうして欲しいのか?という情報が十分でないため、サポーターはその頼み事を引き受けにくくなり、引き受けるにしても不満も感じやすくなる

とのこと。

 

まあこれは皆さんも納得のいくところなのかなあという感じでありますが、この研究のポイントは「なんでついつい『間接的なサポート』を使ってしまうのか?」ていうところ何ですよ。研究者曰く自尊心の低さが根本にあるのではないか?ということで、要はお願いする時に「迷惑に思われたらどうしよう」「嫌な気分にさせないかな」なんてことを考えすぎた結果として、態度で察してください、、、という『間接的なサポート』を使ってしまうということなんですね。ちなみに自尊心が高い人にはこの傾向は確認されなかったんだそう。

 

ただこの辺は皆さんもなんとなく察しているかと思いますが、あまり良い兆候ではなく、

 

  1. 自尊心が低さが故に『間接的サポート』を使ってしまう
  2. しかし間接的なサポートは相手はあまり好まれないので、助けてもらえなくなる可能性が高くなる
  3. お願い事を断られて「そうだよね、ごめん」みたいに自尊心が低下する

 

という感じで、断られることを恐れた結果『間接的サポート』を使っていくような悪循環にハマる可能性もあるわけですね。メンタルヘルス不調になりやすい人は、自尊心が低かったり、人からの手助け(ソーシャルサポート)を受けるのが苦手なので、自分の頼み方も意識したいですし、相手にも自分の特性を理解してもらえるのが一番なのかなと。なので、

 

  • 間接的サポートを使う側:「自分の頼み方のせいで相手が嫌な気分になっている可能性がある」ってことを意識して、「〇〇して欲しいんだけど、、、」みたいな直接的サポート使うようにする
  • 間接的サポートを使われる側:「この人は自尊心が低すぎるから、こうなってしまうんだろうな」と察してあげて、相手が直接的なサポートができるように優しく導いてあげる

 

なんてことをお互いに意識してあげると良い感じなのではないでしょうか。また根本原因が自尊心の低さにあるなら、セルフコンパッションを鍛えてあげるのも良さそうです。

 

自分も他人の手を借りるの苦手で、何でも自分1人でやってしまいたい!なんて思うタイプなんで、頼み事する時は態度で示さないように気をつけようと思います。