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何かと心配になりやすい元セラピストがメンタルヘルスについて考えるブログ

甘いお菓子が満腹中枢をぶっ壊す!というミシガン大学の研究


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こんにちは、なすびてす。( ˙꒳​˙ )

 

今回はアメリカのミシガン大学が個人的に興味深い研究をしてたので、さらっとまとめておこうと思います。(p)

 

 

 

やっぱり甘い食べ物は食欲を暴走させるぞ!

これは2020年6月の最近の研究になりまして、ハエを使って甘いものを食べたときのドーパミンの働きの変化をチェックした研究になります。

 

ざっくりと研究手順を見ていくと、

 

  1. ハエに砂糖に摂取させる
  2. 特殊な装置を用いてドーパミンに関与するニューロン細胞の変化やそれに伴う砂糖の摂取量をチェックする

 

という流れで、「砂糖を摂取したとき脳内の神経系にどんな影響が出るのか?」を調べたんだそう。

 

「そもそもハエの研究は人間に役に立つのか?」という話は疑問に思うかもしれませんが、研究者曰くハエと人間は神経伝達物質であるドーパミンを使用して脳の甘味を処理をするという神経質メカニズムが似ているみたいなんですね。

 

でもってこの研究によれば、

 

  • ハエに甘い食事を与えると脳内で報酬を示すニューロン反応が低下する

 

とのことで、主にドーパミンの働きに影響を与えるような神経細胞の働きが鈍ることで、本来少量で満足するはずの砂糖の量では満足感が得られなくなっていくんだと。身体的には砂糖はいらない!という反応は示してるけど、脳が欲しがるからついつい食べてしまうわけですね。

 

この研究結果について、研究者いわくですが、

動物はこのようなドーパミンからフィードバックを利用して食べ物の満足度についての予測を行いますが、甘いお菓子が多い食事ではこのプロセスは壊れています。ドーパミンに影響を与えるニューロンの活性化が少ないなると必要以上に食べてしまい、結果として体重が増加しています。

とのこと。ドーパミンが正常に作用することは満腹感を得るために重要だけど、砂糖のような甘いお菓子がドーパミンの働きをおかしくしてしまい食欲が暴走する!といったところでしょうか。

 

とはいえ「ハエの研究は人間に役に立つのか?」と疑問に思う人がいるかもしれませんが、研究者曰くハエと人間は神経伝達物質であるドーパミンを使用して、脳の甘味を処理をするという神経質メカニズムが似ているみたいなので、全く当てはまらない!とは言いきれなさそうな感じ。

 

またこのようにドーパミンが正常に働かなくなることで過食につながるような現象は今回のハエの研究のみならず、人を対象にした過去の研究でもある程度確立されている理論になりまして、

 

  • 2014年のレビュー論文:ドーパミン(D2受容体)のレベルが低い人ほどBMIが増加する傾向にあり、マウス研究レベルだとドーパミン(D2受容体)の働きを活性化させると糖の摂取量が減る(p)
  • 2016年の研究:44人の男女(18〜40歳)を対象とした研究では、肥満ではない参加者は年齢とともにドーパミン(D2受容体)の働きが強くなり甘いものを好まなくなっていく一方で、肥満の人の場合はそのような関係性がなくなる。またドーパミン(D2受容体)の働きが低い人ほど甘い味を好む傾向にあった(p)

 

とのことなんですね。

 

「甘い食べ物は太る!」というフレーズはもはや常識かと思いますが、これはカロリーが高いから!糖質だから!というだけが原因ではなく、満腹中枢のような神経がやられてついつい食べ過ぎちゃう脳のシステムが構築されちゃってるっていう話でもあるんですね。

 

この辺は過去にお話した、人は脳から太っていく!という『セットポイント理論』に近い話になってます。まあ何はともあれ甘いものの過剰摂取は肥満につながり、メンタルヘルスにも悪影響がありますんで、

 

 

などして、砂糖の量を減らすようにコントロールしてもらえればとベストな感じです。