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不安症セラピストがメンタルヘルスについて考えるブログ

【コロナ】重症化の原因と考えられる『インターロイキン6』を減らすにはどうすればいいのか?【前編】

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こんにちは、なすびです。( ˙꒳​˙ )

 

今回は新型コロナが重症化する原因として最近注目されている、『インターロイキン6(IL-6)』についてのお話でございます。

 

『インターロイキン6』って何??

『インターロイキン6』というのは炎症性サイトカインと呼ばれるタンパク質の一種なんですけど、これはすごくざっくり言えば免疫機能の調整役みたいな感じです。

 

そんな『インターロイキン6』の働きをイメージ的に見ていきますと、

 

ウイルスが体内に侵入する

免疫細胞が出動し、ウイルスと戦う(炎症が発生)

その際に『インターロイキン6』が分泌されて、免疫細胞の応援を呼ぶ(1)

しかし『インターロイキン6』が過剰になると免疫細胞が集まりすぎて、ウイルスに汚染されてない健康的な細胞にも攻撃を仕掛ける(2)

健康的な細胞がダメージを受けることで、さらに『インターロイキン6』が増加!(3)

(1)〜(3)を繰り返し、体内の細胞が破壊されていく!

 

という感じで、体内にダメージが蓄積していくメカニズムは『サイトカインストーム』とか『自己免疫疾患』なんて言われることが多いです。

 

まあ敵を倒すためにヒーローが街に沢山やってきたものの、あまりにドンパチやりすぎて街が破壊されちゃうイメージをもってもらえるとわかりやすいかと思います。1人の怪獣を倒すために前作のウルトラマンを全員呼び出すみたいな感じですな。

 

でもってそんな『インターロイキン6』と新型コロナの関係ですが、最近中国の111人の患者を対象にした症例分析によると、重症患者は退院した患者に比べて『インターロイキン6』を含めた炎症性サイトカインの血中濃度がかなり濃いことがわかっております。(p)

 

どうやら感染から重症化に伴って、体内でサイトカインストームや自己免疫疾患が発生してるみたいなんですよね。

 

そうなると「普段からインターロイキン6のレベルが高い人は重症化しやすいかもしれない!」と考えられるので、どうにかして体内の『インターロイキン6』を減らして適切なレベルに抑えたいわけですね。

 

 

『インターロイキン6』どうして増えるのか?

でもって『インターロイキン6』が増える原因には既に疾患を持っていることや年齢といった感じて色んな要因があるんですけど、身近なところで言えば、

 

  • 睡眠不足で増える(p)
  • 慢性的なストレスや不安で増える(p)
  • 肥満でも増える(p)
  • 運動不足でも増える(p)

 

といったところが挙げられます。他にもジャンクフードのような加工食品の食べすぎでも増える傾向にはありますけど、概ねこの辺が原因で『インターロイキン6』が増えてしまうわかっております。

 

新型コロナで言えば「肥満だと重症化しやすい!」というデータは結構ありますけど、これは『インターロイキン6』のレベルが高いから重症しやすいのでは?と考えることも出来るわけですね。(p)

 

『インターロイキン6』に関係ありそうな、14の食品

ではそんな「インターロイキン6を適切なレベルに保つにはどうすれば?」ということで、一応関わりがありそうなものを色々とチェックしていこうと思います。関わりがありそうなのは、

 

 

といったラインナップなんですけど、関わりがあるだけで全てに改善効果があるわけではないのが難点。ただこの辺は根拠なしに「インターロイキン6に効果あります!」とうたわれても困りものですので、効果があるものないものの両方をチェックしていくのが大事かと思います。

 

また単一の研究で見れば他にもたくさんあるんですけどキリがないので、今回は科学的に信頼度の高いメタ分析(複数の研究をまとめて1つの決断をするタイプの研究)を中心に見ていこうと思います。

 

地中海食

地中海食というのは野菜や果物、魚を中心とした地中海沿岸部における伝統的な食事のことなんですけど、当ブログでは「記憶力の改善」や「メンタルの改善」に使えるということでかなり重宝しております。

 

でもってそんな地中海食ですが、質の高い17件RCTを統合したメタ分析によると『インターロイキン6』を大幅に減らす効果があるとのことで、新型コロナ対策としてはかなり優秀かと思う次第です。(p)

 

もっと具体的なメニュー内容に関しては過去の記事をご覧いただければと思います。

 

プロバイオティクスとプレバイオティクスの組み合わせ

これは既にやっている方もいらっしゃるかもしれませんが、発酵食品と食物繊維の組み合わせのことですね。

 

そんなプロバイオティクスとプレバイオティクス(食物繊維)に関する質の高い68件の文献をまとめた系統レビューによれば、この2つの組み合わせは『インターロイキン6』といった炎症性サイトカインを減少させる効果があるんだそう。(p)

 

この辺はヨーグルトや納豆といった発酵食品、そして野菜やわかめなど食事での摂取がベストではありますが、食物繊維に関しては飲み物に溶かして摂取できるものがあるので、苦手な方はそこから初めて見るのもありかと思います。

 

トマト

トマトに関する質の高い21件の研究を集めたメタ分析によれば、トマト製品の摂取で『インターロイキン6』の数値を改善してくれる効果があるんだそう。(p)

 

ただ「リコピンサプリに効果があるのかは?」ちょっと謎なところがあるので、オススメはトマトをそのまま食べるか、トマトジュースですね。先の食物繊維も同時に取れますので。

 

アントシアニン 

アントシアニンといえばポリフェノールの一種で、ベリー類に多く含まれる成分ですね。(p)

 

でもってそんなアントシアニンは質の高い32件のRCTを統合したメタ分析によると『インターロイキン6』を含めた炎症性サイトカインをかなり減らしてくれるということで、個人的にはブルーベリーがオススメです。(p)

 

特に100円ローソンのブルーベリーが安くていい感じなので、1日一袋食べてもらえればと思います。

 

ちょっと長くなりましたので、残りの10個は後編にてまとめていきます。(`・ω・´)