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不安症セラピストがメンタルヘルスについて考えるブログ

【コロナ】「結局のところビタミンDって効果あるの?」ちょっとした知見シリーズ【その3】

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こんにちは、一日中家にいるとさすがに気が滅入りますね、なすびです。(´・ω・`)

 

今回はビタミンDについて。

 

「新型コロナにはビタミンDが重要!!」という話は聞いた事あるかもしれませんが、「インフルエンザのような呼吸器感染症には効果があるかもしれない!」という話はある一方で、新型コロナにはどんな影響があるのかはイマイチわかっていなかったり。(p)

 

一部では「新型コロナにビタミンDが効く!!」なんて取り上げ方をしている記事があったりするんですけど、新型コロナはいかんせん分からないことが多すぎるので、健康に定評のあるビタミンDでも新型コロナにおいては悪影響である可能性もなくはないんですね。

 

そしてレムデシビルやアビガンのような薬品ですらようやく効果を検証し始めた段階なので、ビタミンDに関してもあまりデータがないのが現状。なので何かと噂が先走っているような印象であります。

 

この辺は随時情報をチェックしていくのが重要かと思う次第ですが、今回はそんなビタミンDの情報が一定量溜まってきたので、ここらで一旦まとめておこうかなと思います。

 

先に現時点の結論を言ってしまうと、

 

  • ビタミンDは新型コロナには効かないが、不足すると症状が悪化しやすい

 

という感じになりまして、新型コロナを重症化させないために重要なものであることは間違いなさそうな感じ。

 

しかしながら、実は現代人のビタミンD不足はかなり深刻でして、

 

 

ところがあるので、今後はビタミンDの補充を意識していくのが改めて大事だと思っています。

 

さてそんなビタミンDについてですが

 

  • なぜ新型コロナにビタミンDが重要なのか?
  • どのくらいの量を摂取すればいいのか?
  • 日光浴やサプリを飲む上で気をつけたいところはあるか?

 

という軸で、話を進めていこうと思います。

 

 

 

なぜ新型コロナにはビタミンDが重要なのか??

まずは最近発表された『ビタミンDと新型コロナ』に関するレビュー論文がありましたので、そちらを参考に見ていきましょう。(p)

 

まずビタミンDが新型コロナの予防に重要であると考えられるメカニズムですが、研究者によると

ビタミンDはウイルスの複製率を下げることができるカテリシジンとディフェンシンを誘導し、肺の内壁を傷つけて肺炎を引き起こす炎症性サイトカインの濃度を下げること、および抗炎症性サイトカインの濃度を高めることが期待できる

とのことでして、要はビタミンDがウイルスの増殖を抑えてくれたり、ウイルスによる炎症を減らしてくれるような働きが期待できるんだそう。新型コロナウイルスに対してもビタミンDが同じような働き、肺炎などの重症化を防いでくれる働きがあるかもしれないとのことなんですね。

 

ただこれは理論的な話になるので「実際のところ新型コロナにはどんな影響を与えるのか?」というところも見ていきます。これはアイルランド国民を対象にした観察研究の知見になりますが、それによると、

肥満と肺疾患を持っているの人はかなり高いレベルのビタミンD欠乏症が見られ、その両方がCOVID-19とウイルスの合併症に対して脆弱にすることが観察されている

とのこと。(p)

 

どうやら肥満な人や既に肺疾患になっている人はそもそもビタミンDが足りてない事が多いうえに、この両方が合わさってしまうと新型コロナの症状が悪化しやすい傾向にあったんだそう。肺疾患を持っていると新型コロナが重症化しやすいというのもよく聞く話ですよね。

 

なので現時点の結論から言えば、

 

  • ビタミンDは新型コロナには効くような強い証拠はない
  • しかし不足すると肺炎などの症状が悪化しやすい可能性があるので、不足させたくない

 

といったところでしょうか。新型コロナの悪影響を抑えてくれるかは分からないものの、とりあえず不足させたくないんものであることは間違いはなさそうです、、、。

 

推奨量が国によって一致してない問題

では「ビタミンDがどのくらい必要なの?」というところで、摂取量の目安について見ていきます。

 

まずは先のレビュー論文によれば、研究者は以下のような摂取方法を推奨しております。

 

  • まず最初の1ヶ月間は毎日10,000 IU のビタミンD3を摂取して、血液中のビタミンD濃度を急速に上げる
  • 1ヶ月を過ぎたら、その血中濃度を維持するために毎日5000 IUのビタミンを摂取する

 

と言った感じ。

 

最適な範囲は100〜150 nmol / lなので、とりあえずそこまで早く持っていく!そしてこのレベルを維持するためには、多くの人が2000~5000 IUのビタミンD3を毎日摂取する必要があるみたいなんですね。(p)うーん、なるほど。

 

が、ちょっと栄養に詳しい人であれば、おそらくこの数値にビビるはず。ちなみに各国の推奨量を見てみると、

 

  • アメリカやカナダ:1日 400 ~ 800 IU (1)
  • 日本の水準(日中に十分な日光を浴びていると過程):200 IU (p

 

とのことでして、最大で50倍のビタミンD3を推奨してるわけですね。これにはちょっとビビりますし、もしかしてレビュー論文が間違ってるのか?となりそうですが、そういうわけでもなく、実はビタミンDの推奨摂取量ってあまり統一されてなかったりするんですよ。日本の推奨量も2010年くらいの割り出したものなので、ちょっと古い部分もあったりします。

 

じゃあ何を参考にすれば?ということで、そこで役に立ちそうなのが2015年の論文。『ビタミンDのベストな摂取量』を割り出すために、ビタミンDに関する質の高い108件の研究を統合したメタ分析(科学的にも信頼の高い研究のこと)になりまして、それを参考にすると

 

  • 健康な人の97.5%が適正なビタミンD濃度を達成するには、1日2909 IU必要!

 

とのことでして、安全な摂取量は1日約3000IUくらいで、1日10000IUを超えたあたりから悪影響がで始めるとのことなんですね。(p)

 

まあ10000IU摂取しても問題ないって研究も結構あるんですけど、本当に安全思考であれば多くて10000 IU以下に抑えるのが無難なのかなあと思う次第です。

 

でもって、さらに付け加えると体型が大きいほど1日に必要な摂取量が増える!という分析結果も出てまして、

 

  • 通常の体重:3094 IU
  • 過体重:4450 IU
  • 肥満:7248 IU

 

肥満な人ほどビタミンDが足りなくなることはアイルランドの調査でも記載がありましたが、「自分はもうちょっと慎重に飲みたいです!」という方は、このように体重別で量を調整してもらえると良いでしょう。標準より痩せていると思えば、2000IUにするみたいな感じですね。

 

ちなみに自分は通常より痩せ体型(174cm、60kg)なのですが、2年くらい5000IUのビタミンD3を毎日飲んでますので、上記の論文には従ってはない感じです。ただ体感的には問題ない感じがするので、続けちゃってますね(笑)

 

皆さんはとりあえず3000IUから始めてみるのが無難で良いと思います!

 

 

 

日光浴やサプリを飲む上で気をつけたいところはあるか?

では推奨量がなんとなくわかったところで、最後に気をつけておきたいポイントについてです。

 

ビタミンDの生産効率に関しては、

 

  1. 日光浴
  2. サプリメント
  3. 食事

 

の順番になってまして、3番目の食事ですが、ビタミンD3を先の推奨量を満たすのは相当大変なので、日光浴とサプリメントをお勧めします。

 

そしてちょっとした注意点ですが、

 

 

あたりは気をつけたいところかと。

 

日光浴よくに関しては今の時期はベランダや窓から差し込む日光で15分〜30分は日に浴びたいところで、ビタミンDサプリのメリットが得られない場合はマグネシウムが足りてないケースがありますので、この辺も押さえておくと良いかと。

 

そしてビタミンD骨粗鬆症の予防でカルシウムと組み合わせて売られている場合があるんですけど、いかんせんカルシウムサプリは評判が良くなかったりするので非推奨です。ここでは詳しく記載はしませんが、なるべくビタミンD単体で売られてるものをオススメします。

 

以下にオススメのサプリを貼らせていただきましたが、他のサプリと比較してかなり値段がやすいんで、自粛生活を機会にビタミンDデビューはいかがでしょうか。( *¯ ꒳¯*)

 

・iHerbのリンク

 

Amazonのリンク

 

 

 

参考文献

(1)https://www.researchgate.net/profile/Mohamed_Hammad11/post/Mention_function_of_Calcitriol_hormone_in_the_body/attachment/5a1519d8b53d2fe6c52e6740/AS:563382701838336@1511332311909/download/Overview+of+Vitamin+D+book.pdf

(2)cardiacos.net/wp-content/uploads/ArticulosMedicos/20180722/2018---Role-of-Magnesium-in-Vitamin-D-Activation-and-Function.pdf