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不安症セラピストがメンタルヘルスについて考えるブログ

【コロナ】「PM2.5で重症化?」、「ワクチンが見つからないと、2年後までソーシャルディスタンス?」などのちょっとした知見シリーズ【その2】


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こんにちは、なすびです。

 

そんなわけで今回も個人的に気になった、新型コロナに関するちょっとした知見シリーズ【その2】です。

 

PM2.5』が多い地域に住んでると悪化しやすい?

まずはハーバード大学が『PM2.5と新型コロナの死亡率の関係』について調べてくれてましたので、まとめておこうかと。(p)

 

これはアメリカ国内の約3000の郡を対象とした研究になりまして、地域の大気汚染(PM2.5の多さ)が新型コロナでの死亡率にどんな影響を与えるのか?を調べたもの。

 

早速そんな結果を見てみると、

 

  • 『PM 2.5』がわずかに増加するだけで、新型コロナが悪化する
  • 大気汚染レベルが高い地域と低い地域を比べると、高い地域の方が新型コロナによる死亡率が15%ほど高い(95%CI:5%~25%)
  • この結果は人口、病院のベッド、検査した個人の数、天候、肥満や喫煙など、死亡率に影響を与えそうな変数を調整しても残った

 

とのこと。

 

PM2.5』がほんの少しでも高い地域に住んでいるだけでも、新型コロナに悪影響が大きくなる傾向が出たみたいなんですね。そんな『PM2.5』は都会のような発達した都市に多いですけど、市販のマスクではまずブロックできないので、今この状況で大気汚染の悪影響を防ぐのは現実的ではないといえましょう。

 

が、他に減らすことが可能な『PM2.5』がありまして、それは皆さまご存知のタバコであります。

 

過去にも「タバコって新型コロナを悪化させるのでは?」と考えられてるためWHOも禁煙を推奨しているものの、そんな中で「今辞めたところでもう遅いでしょ」なんて声もチラホラ。確かに今までの喫煙によって肺にダメージが蓄積してるのであれば、いまさら辞めたところでという気分になっても仕方ないですよね。

 

しかしながら諦めることなかれ。4月上旬に発表された論文によりますと、どうやらタバコを一時的に減らすだけでもACE2という新型コロナを肺に取り込むと考えられている受容体の量が減少する傾向があるみたいで、つまりは一時的な禁煙でも意味があるかもしれない!とのことなんですね。(p)なのでこれを機に禁煙を始める価値は十分にあると言えましょう。

 

また非喫煙者に関しても、「タバコを吸ってない喫煙者の隣にいるだけでも、有害物質吸い込んじゃう!」なんて話もあるので、今の時期は特にタバコには警戒した方がいいかもしれません。

 

 

 

ワクチンが見つからないと、2年後までソーシャルディスタンス?

治療法が確立されないと、2年後までソーシャルディスタンスが必要だ!」なんて恐ろしい推定がありましたので、一応共有しておきます。

 

これは科学ジャーナルのScienceに投稿された論文になりまして、「ソーシャルディスタンス(いわゆる3密)って感染症対策に効果あるの?」ということについて、世界人口の60%を占める温帯地域のサンプルをもとに推計を出したもの。(p)

 

そんな推定によりますと、

 

  • ソーシャルディスタンスは感染爆発を防ぐために有効であることは間違いない
  • しかしワクチンなどの治療が確立されない限り、2022年までソーシャルディスタンスが必要にかもしれない

 

とのことなんですね。この辺は感染力が夏になっても落ちるかわからない!!みたいなところが理由だったりするんですけど、それにしても2年自粛になったらちょっとシャレになりませんな、、、。

 

ただこの推定はあくまでも世界での推定なので日本で当てめることはできないところに注意が必要ということ加えて、

 

  • 季節によって、感染力が上下する(夏は感染が弱くなって、冬にまた強くなる)
  • 医療崩壊が起きていない状態で、治療環境が充分整っている

 

という前提に基づいての推定になるので、季節による感染力やこれからの病院の状況によってはソーシャルディスタンス期間が伸びてしまう可能性があるわけですね。

 

「じゃあワクチンが開発されるまでソーシャルディスタンスを確保しても意味がないのでは?」という話になりそうですが、決してそういうわけではなく、

 

  • 感染者の増加スピードを抑える事ができれば、その間に医療体制を整える時間を稼ぐ事が出来る(ワクチンの開発、マスクや医療防具の増産、軽傷者などの受け入れ場を確保)
  • 逆に感染者が急増してお医者さまが感染したり、ベットが埋まってしまうと、ワクチンが出来たところで治療が受けられない可能性もある

 

ということで、とにかく治療手段が確立されても医療が崩壊しちゃってたら元も子もないということであります。つまりはこれまで以上にソーシャルディスタンスに力を入れて、ウイルスに立ち向かうための武器を揃える時間を稼がないといけないわけですね。

 

そんなソーシャルディスタンスにどのくらい力を入れればいいのか?という話ですが、テレビの報道でよく見る北海道大学の推計によると、

 

人との接触

 

  • 60%減らす:感染が収まらない
  • 70%減らす:3ヶ月で収束
  • 80%減らす:1ヶ月で収束

 

なんて結果を出していますし、日本より大陸が広くて、それほど感染者数が変わらないオーストラリアでの推定でも

 

  • 70%減らす:感染が収まらない
  • 80%減らす:4ヶ月くらいで収束
  • 90%減らす:3ヶ月くらいで収束

 

なんて推定結果が出ているので、今の自粛レベルだとこれまでの自粛も意味が無くなってしまう!なんてことになりそうな印象。(p)今自粛に徹しないとこれからいかに大変なことになってしまうかが分かりますね。

 

そして未だにわかりにくい人との接触を80%減らすようなソーシャルディスタンスって結局何をやればいいのか?ということですが、これはTwitterのイラストがかなりわかりやすいので共有しておきます。

 

 

「国もこれくらい具体的に示してくれれば、、、」という愚痴は置いておきまして、とりあえずこの辺をコンスタントに実行していくしかやる事がないので、皆さん本当にキツいですけど協力して頑張っていきましょう。

 

次回は新型コロナの予防に重要そうな栄養素についてです。