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何かと心配になりやすい元セラピストがメンタルヘルスについて考えるブログ

他者に優しさを向けるには『畏敬の念』が重要だぞ!という研究のお話


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こんにちは、今日は雨が凄いですね〜、なすびです。(´・ω・)

 

唐突ですが、友人から「ストレスで人に優してる余裕がない!」なんて話を聴きまして、人に優しくなるには『畏敬』を感じる行動をすると良いぞ!なんて話を思い出したので、まとめていこうと思います。

 

『畏敬の念』がポジティブな感情を生み出し、他者に優しくなれる!

「そもそも『畏敬の念』ってなんなの?」という話ですが、これは心理学の専門用語で自分の理解を超えた何かに触れた時に湧き上がってくる感情のことを言います。すごくざっくり言っちゃうと鳥肌が経つような出来事のようなもので、山頂からの広大な景色やアートといった美術作品を見たときに感じる、言葉に表せないような感覚のことですな。

 

自分も高尾山の山頂からの景色を見たとき、「そこまで高くないけどなんかすげー!」と感動した記憶がありますが、僕個人の話はさておき、どうやらこの『畏敬の念』というのが他者に優しくすることに重要である!ということが、カルフォルニア大学の研究でわかっているので見ていきましょう。(p)

 

これは2015年の論文で参加者2078人を対象に『畏敬』という感情が行動や感情にどんな影響を与えるのかを調べてくれています。

 

同論文では5つほど研究を行なっているのですが、1部を抜粋してお伝えすると

 

  1. 参加者に大学内のキャンパスで何かしらの『畏敬の念』に触れてもらう(例:人によっては、大学内の木を見つめたり、大きな建物を見つめたりとそれぞれ)
  2. その後、道ですれ違った人がペンを落とす
  3. 『畏敬』に触れさせたグループは、そうでないグループに比べてペンを拾ってくれる可能性がかなり高かった

 

とのことで、どうやら『畏怖』を経験したあとは、思いやりや愛といったポジティブな感情を生み出し、より寛大に振る舞う傾向があるとの事なんですね。

 

 

 

『畏敬の念』に触れると、自分の存在の小ささを実感する!

でもって、なんで『畏敬の念』を感じると、他人に優しくなれるのかといいますと、

 

  1. 自然のような圧倒的に大きな存在を目の前にする、自分の存在がいかに小さなものであると実感する(小さな自己)
  2. 他者との助け合う必要があるという信念が芽生え、他者と手を取り合おう!と思いやすくなる

 

といったプロセスが働いているみたい。

 

研究者のポール・フィフによれば、

畏怖を経験した人々は「小さな自己」の感覚を報告し、より寛大な行動を引き起こしました。

 

これは畏敬の念を経験することで、その経験を他の人々と共有したいという思いが、他者を助けるよう促すことを示唆している。

とのことでして、大自然やアートといった『畏敬の念』に触れると、自分の存在の小ささを実感したり、この感動を人に伝えたい!という思いが、人との繋がりを作ろうとして、他者に手を差し伸べられるようになるんだそう。

 

感動した映画や熱狂したライブ後に、たまらなく話し相手が欲しくなりますし、友人にも寛大に振る舞えるような気がしますね。。このへんはなんとなくわかるな〜。

 

『畏敬の念』を感じるための3つの行動

ではそんな『畏敬の念』を感じるためのどんなことをすればいいのか?という行動について、最後に3つ見ていきましょう。

 

自然との触れ合い

自然との触れ合いによるストレス解消効果がすごいというのは過去に描いたのですが、自然は『畏敬の念』を感じるための手段でもあります。(p)

 

これは

 

  • オーロラを見る
  • 富士山で頂上から景色を見る
  • 森に行く

 

といったものでも構いませんし、ハードルが高ければ

 

 

といったものでも構いません。生命の力強さや神秘のようなものを感じられれば何でも良いとのいう話でもあるので、人によってはコップついた水滴から『畏敬の念』感じることが出来たり。

 

またカルフォルニア大学の研究でも、山頂からの眺めや素晴らしい海の夕日など、『畏怖の念』を感じた時間を思い出すだけでも効果があるみたいなので、写真や動画でも効果が期待出来そうです。(p)

 

 

 

アートとの触れ合い

アート作品も『畏敬の念』を感じる手段です。そんなアートといっても色々ありますが、

 

  • ロックやヒップポップといった音楽
  • ミロのヴィーナスのような絵画
  • アンコールワットのような建造物

 

あたりは触れるのは、とても良いかと。また人によっては風に舞うビニール袋でさえアートのように感じる人もいるので、ダムでも鉄道でも、自分好きな物を選んで貰えるといいと思います。

 

人との触れ合い

もちろん人物から『畏敬の念』を感じることが出来ます。これは例えば

 

  • 史上の人物
  • 偉業をなしとげた人(スポーツ選手でも物理学者でも)
  • 尊敬する先輩
  • 憧れている漫画のキャラ

 

といった感じで、「この人に憧れてる」、「この人の行動にしびれました」といったものでも、なんてでもOKです。

 

このへんはこの人本人に話を聞くでも、伝記や本、テレビインタビューなどを振り返ってみると良さそうです。

 

まとめ

以上『畏敬の念』について、まとめてきました。昨今は外出が厳しいので『畏敬の念』を感じるためにやれる事が限られてしまう状況ではありますが、インターネットにある動画や写真なんかでも構いませんし、偉人の伝記、マンガでも構わないので、家でできることは出来るだけやってみるといいのかなと。

 

自分もアーティストのライブは大好きなんですけど、今はライブが出来ないのでライブDVDを見たり、楽器の演奏動画を見て楽しんでます。後はたまにイラスト描いたりとかですかね。(アートとは言えそうにないけど、、、)

 

また別の研究では『畏敬の念』はポジティブな感情をもたらしてくれるのみならず、慢性炎症を抑えてくれる!なんていう話もあるので、なにかとメンタルヘルスに重要なのも間違えなさそうな感じ。(p)

 

個人的にもこれは定期的に自然やアートと触れなければですな。 ( *¯ ꒳¯*)✨