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何かと心配になりやすい元セラピストがメンタルヘルスについて考えるブログ

発酵食品がメンタルを悪化させる『炎症』を防いでくれるかもしれない!というメタ分析の話

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こんにちは、今日から実家に避難して猫に癒される日々を送っている、なすびです。( ˙꒳˙ )

 

発酵食品と言えば「腸内環境を改善してくれる優良食!」ということで当ブログでも過去に何度か取り上げておりますが、今回は「そんな発酵食品が炎症に効くかも!」なんて話があったのでまとめていこうかと。

 

ちなみに『炎症』というのはウイルスといった外敵から身を守るための防御反応みたいなもので、ざっくり言えば風邪を引いた時に熱が出るような感じ。ただこの炎症が慢性的に続きますと、

 

 

といった、さまざま病気の原因となることがわかっていたりします。つまり炎症というのは病気の根本原因なわけですね〜。

 

でもってメンタルヘルスにおいても、近年では「うつ病になる原因って体内で炎症が起きまくってるからでは?」と考えられていたりするので、僕としては発酵食品が炎症にどのくらい効くのか?については興味深いところであります。

 

では早速研究内容を見ていきましょう。

 

 

 

発酵食品は概ね炎症を減らしてくれそう!

これは2020年に発表された論文になりまして、過去に行われた「発酵食品と炎症」に関する26件のRCTをまとめたメタ分析になってます。(p)

 

集められたデータのポイントとして

 

  • RCTは全て二重盲検化されていて、プラセボ群との比較してる
  • 調査期間はおおよそ1〜8週間
  • 総参加者も1461人と統計的にはかなり信頼度は高い
  • 年齢も18〜75歳、さまざまな人種、病気の症状を含んでいる

 

といった感じで、データ質を高めるポイントが多く、かなり参考になるデータと言えましょう。

 

ちなみに今回研究の対象になった発酵食品はと言いますと、

 

 

とかなりさまざま。全体的な発酵食品の実力が見れそうな感じではありますね。

 

ではさっそくそんな研究の結果はと言いますと、

 

  • 発酵食品が血液中のTNF-αレベルを低下させる【(WMD = -8.26、95%CI:-14.61、-1.91、p = 0.01)、I 2  = 99.9%、p <0.001】
  • CRPは特に変化はなかった【(WMD = -0.21、95%CI:-0.47、0.05、p = 0.11)、I 2  = 93.8%、p <0.001】
  • IL-6も特に変化はなかった【(WMD = 0.31、95%CI:-3.79、4.43、p = 0.88)、I 2  = 99.3%、p <0.001】

 

とのこと。メタ分析にしては異質性が高すぎるのが難点ではあるものの、一部の炎症マーカーを減らしてくれる効果がありそうな感じです。

 

ちなみにTNF-αやCRPといった炎症マーカー(サイトカイン)というのは、身体に炎症反応起きている時に発生するタンパク質のことで、いわば身体の炎症状態を表すサインのようなもの。

 

炎症マーカーが減少するのは、体内の炎症がレベルが改善していることを意味するので、発酵食品はひとまず炎症を抑えてくれる働きがありと言えましょう。

 

 

 

が、特にどの発酵食品が良いのかはわかってない

ただこの研究だと「発酵食品が炎症を抑えてくれそうだよね」というのはわかったんですけど、いかんせん色んな種類の発酵食品をまとめて判断しちゃってるので、「どの発酵食品が炎症にどのくらい効くのか?」というのはあまりわかってなかったりします。

 

個別に見ていくと、

 

  • 赤ワイン:赤ワインを1日に一杯摂取してもらう研究では、特に炎症マーカーに特に変化はなかった。(p)
  • 紅茶:紅茶を毎日摂取した参加者は、TNF-αのような炎症マーカーのレベルが低かった。(1)
  • 発酵乳製品:1日2品の発酵乳製品を4週間にわたって摂取してもらった研究では、普通の乳製品を摂取したグループと比べて炎症マーカーのレベルに違いはなかった。(p)

 

といった感じで、どの食品がどれくらい効果があるのかはデータによって違いがあるので判断が難しいんですね。というかあんまりわかんない、、、笑

 

またシンプルに1種類の発酵食品ばかり食べても意味がないなんて話でもあるので、とりあえず炎症対策のためにもいろんな種類の発酵食品をちょっとずつ食べてもらって、様々な種類の有用菌を体内に入れるのが吉かと思います。(p)また仮に炎症対策にならないにしても発酵食品が身体にいいのはまず間違ありませんので、とりあえずお好きなものをお食べください。

 

ちなみに「どのくらい食べれば良いのか?」みたいな話ではありますが、そこまで大量に食べる必要はないとのこと。一応メタ回帰分析の結果だと1日10gを超えていれば炎症マーカーの減少に繋がるみたいなので、毎日納豆一パック(約50g)を食ってれば十分な感じですね。

 

まあちょっと今は納豆が手に入りにくい時期にはなりますが、僕自身は毎日

 

 

辺りのお世話になっているので、皆さんも免疫力あげるためにもこの辺を少しずつ食事に取り入れてみてはいかがでしょうか〜。

 

ではでは(  ˙꒳​˙  )

 

 

 

参考文献

(1)https://www.scopus.com/record/display.uri?eid=2-s2.0-84908068895&origin=inward&txGid=92b65a38259694a82d8c42d20901f42e