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不安症元セラピストがメンタルヘルスについて考えるブログ

心理学に学ぶ、沼にハマらないためのガチャ課金【後編】

 

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こんにちは、なすびです。( ˶˙ᵕ˙˶ )

 

そんなわけで前編の続きです。

 

前回は「ソーシャルゲームがついつい課金したくなるような仕組みで出来ているぞ!」という話でしたが、今回はそんな課金の沼にハマらないようにするための対策編です。

 

なんでガチャ沼にハマってしまうのか?という前回の内容をざっくりと復習しますと、

 

  • ここまでお金を使ったから、損をしたくないという気持ちで諦められなくなる(サンクコストや損失の回避)
  • もう少しやれば出るかもという『報酬の予感』を定期的に見せて、期待感をあおってくる(当たりそうな演出、SNSのみんなの良い結果)
  • そもそも心理的に課金がしやすい仕組みになっている(ガチャのスピード感、クレジットのようなオンライン決済、ゲームデザイン)

 

といった理由が、僕らの内に眠る本能を刺激して課金を促すように出来ているぞ!というお話でした。

 

食欲を我慢するのが難しいように、ガチャで課金したくなるのも本能的なところを刺激されているからで、つまり抗うのが難しい訳ですな。

 

ではだからといってなす術が無いというわけでもなく、要は悪い方向に働いている本能を良い方向に働かせようという話です。

 

そんなわけで以下より対策法書いていきますが、あくまでも課金自体を批判しているわけではなく、課金での後悔を減らして出来るだけ課金を楽しむための方法として捉えてもらえると嬉しく思います。実際僕も課金するタイプですからね〜笑

 

それでは参りましょう。

 

 

 

悲惨なガチャ結果を見まくる

TwitterYouTubeだと比較的ドラマチックなガチャの報告を見ること多いですが、これらを見ることで「自分もしかしたら劇的な当たりを引くかもしれない!」といった報告は、ガチャへの期待感を暴走させてしまいガチャ沼へ引きずり込まれやすくなります。

 

ならば、逆に悲惨な結果をたくさん見た方が途中で課金を辞めやすいのでは?という話になりまして、例えば

 

すごい課金して、あたりを引けなかったという悲惨な動画を見まくる(5万円かけたけど、欲しいの当たらなかった!)

実際に自分が1万円課金して、あたりが引けなかった

このまま引き続けたら、あの動画のような悲惨な結果になるかもしれない、、、。

 

といった感じで、心の片隅に「損するかもしれない」という考えを植え付けておくといった感じですかね。この辺は人がネガティブなことに敏感という性質を生かしていきましょう。

 

確実にブレーキになるとは言えませんが、1万円使った時点でもう「辞めとくか」となる可能性は高いと思います。

 

まあ外れを引いている動画は面白くはないかもしれませんが、課金を止める良い教材にはなるのではないでしょうか。

 

 

課金額をあらかじめ決めておく

これは至ってシンプルですが、「これだけお金をかけたんだから、諦められない!」という、サンクコスト問題を防ぐには非常に重要な考え方ですね。5万円かけて当たらなくて、さらに3万円追加しても当たらなかった!となってしまっては、なかなか笑えないですからね、、、。

 

これは月1万円までにすると決めておくのも良いですし、周年イベントの時は使っても良い!みたいなルールを設けると良いかと。

 

またもし精神的なブレーキをかけるのが難しければ、アプリによって『1ヶ月1万円まで』といった設定もできますし、クレジットの上限設定を変えてもいいので、無理にでも課金を出来ない状況を作った方がいいでしょう。

 

かくいう僕も課金はするものの、3000円でレアカード確定みたいな時しか課金はしないというルールは作ってますね。(出来るだけ損したくないので、、、)

 

 

 

冷静に考える時間を作る

人は時間が経てば気分が変わる生き物なので、僕としてはこれが一番重要だと思ってます。

 

ソーシャルゲームのガチャは大抵考える余地を与えないようなスピード感(10〜20秒)で設計されていて、ついついガチャを回し続けたくなるように出来ている!というのは前回書いた通りです。

 

つまりこのスピード感が冷静に考える時間をあまりくれないので、本能の赴くままにお金を使いやすいわけですね。

 

なのでここでは一旦冷静に考える時間を作ろうということになりますが、

 

  • まず1時間待ってみて、どうしても気持ちが変わらなければ課金する!

 

というルールを作ってみると良いかと。課金をしたい欲求を抑えるのではなく、ちょっと時間が経ったらOKにするのがポイントです。「ここで課金はやってはいけない!」といった感じで欲求を押さえつけようとすると、かえって課金がしたいという気持ちに意識が向きやすくなり、お金を使いやすくなってしまうので、時間が経ったらOKみたいな感じにしてもらえると良いかと。(シロクマのリバウンド効果なんて言われてます)

 

でもって課金欲求を抑えるために、この1時間で考えたいことが、

 

  • この課金をやめれば、他に何が出来るだろうか?(例:ライブでグッズが多く買える、いい飯が食える、旅行で出来ることが増える)
  • この課金で自分が経験したいことはなんだろうか?(例:欲しいキャラを手に入れて敵を倒す達成感を味わいたい、友達に自慢したい)
  • これは課金しなくては、達成出来ないことだろうか?(例:達成感だったら働く時間を減らして、楽器の練習をしてみた方がいいかも、友達に自慢したいなら尚更だな)


といった感じで、待ち時間はこのような切り口でガチャで目当てのキャラを当てる以外の報酬に目を向けるように試みてみてください。

 

それでももし感情のブレーキが効かず、行動を抑えられそうになければ、

 

  • 2km先のコンビニにゲーム内通貨(iTunes cardとか)を買いに行く!


みたいにして、強制的に考える時間を作るもの良いかと。最終的には課金はしてしまうかもしれませんが、道中気持ちが落ち着いて、課金額が減れば十分でしょう。

 

課金の後悔を減らすテクニック

では最後に幸福についての研究で有名なダニエル・ギルバード博士の後悔を減らす方法が参考になりますので、ご紹介しておくと、

 

  1. まず課金で最悪の出来事を想像する(目当てはもちろんのこと、レアキャラすら当たらんかった!)
  2. そうなった時、自分がどんな後悔をするのか思いつくだけ考えてみる(ex だからあの時辞めておけばよかったんだ、1万じゃなくて5000円にしておげばよかった、この1万で友達と遊園地に行った方がよかった!、などなど)


書いてる途中で、「辞めとこ!」となればそれでいいですし、実際に悪い予感があたったとしても、これだけ後悔をするかもしれない状況で引いたんだ!というポイントが、後悔を和らげてくれるんだそう。(p)また思いついた後悔は紙やスマホなどに記録を残して、あとで振り返ることが出来るようにしておくのがベストです。

 

まぁ気休めくらいには使えるのではないかと思う次第ですので、こちらもご自愛いただければと。

 

 

 

まとめ

思った以上に内容が長くなってしまいましたが、まとめますと、

 

  • ソシャゲのガチャは人間の本能を揺さぶり、課金を促すように出来ている
  • なのでそんな本能を暴走させないように振る舞うことが大事(課金額をあらかじめ決めとく、考える時間を長めに作る、他人が散財している動画をみる)
  • 課金するにしても、自分がどんな後悔をしそうかたくさん考えとく


なんてしてあげると、課金額が減ったり、課金した後悔を減らせそうな感じです。まあ全体的に課金を批判するような内容に感じた方もいるかもしれませんが、「課金を辞める!」というよりかは、後悔を減らしてなるべく課金を楽しむための方法として捉えてもらえると嬉しく思います。

 

まあ僕も「好きなキャラを当てるために課金するべきか」なんてことはよく迷いますけど、だったら好きなキャラクターのグッズを買った方が確実に手に入って良いかもな〜といった感じで、別のことに目を向けるようにすることが多いですね。

 

また他にも知っておきたい豆知識で言えば、

 

  • 睡眠不足だと人はリスキーな選択を取りやすい(p)
  • 当たる確率が1%のガチャを100回やっても、当たる確率は100%ではなく63%(p)

 

といったところですかね。

 

思ったよりガチャはシビアなものであるというポイントと、睡眠不足だと課金欲求が抑えにくかったりしますんで、不用意な課金を防ぎたい時はお昼寝の後に課金をするのが良いかもというだけの話です。

 

僕としては「当たるまで引けば確定ガチャ」みたいな言葉も嫌いじゃないですけど、怖いものであることも事実なので、何事も程々が1番ですなと思う次第ですな〜。皆さんもガチャ沼にはお気をつけくださいませ。

 

どうぞよしなしに。(  ˙꒳​˙  )