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何かと心配になりやすい元セラピストがメンタルヘルスについて考えるブログ

心理学に学ぶ、沼にハマらないためのガチャ課金【前編】

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こんにちは、月5000円のリーズナブル課金勢、なすびです。( ˙꒳​˙ )

 

今回も「人はなぜソーシャルゲームにお金を注ぎ込んでしまうのか?」に続きまして、ソーシャルゲームのお話です。

 

スマホソーシャルゲームには大体『ガチャ』と言われる強いキャラを手に入れる機能があるんですけど、「ちょっとした出来心で課金をしたものの、欲しいキャラクターが手に入らなかった!」とか、「今までゲームで〇〇万円課金しちゃったよ〜」と何かと課金したことについて後悔したことは誰にでもあるのかなと。

 

僕自身も課金はたまにするものの、結果によっては後悔することが結構あったりしたので、今回は「出来るだけガチャ課金の後悔や課金額を減らす方法ってなんかないのか?」ということについて、まとめていこうかと思います。

 

まあゲームでついつい課金しすぎてしまうとか、毎回課金したことをすごい後悔してしまうことに悩んでいる方は、ご自愛いただければと思います( ..˘ᵕ˘ .. )

 

 

 

人は何故ガチャの沼にはまってしまうのか?

「ガチャは沼だぞ!」なんて話はソーシャルゲームではよく耳にする話かと思いますが、「そもそもなんで沼にハマってしまうのか?」という話であります。

 

ガチャの沼にハマらないようにするためには、沼にハマってしまうメカニズムを知っておくことが吉ということで、【前編】ではガチャに夢中になる心理的なメカニズムついて詳しく書いていこうと思います。

 

ガチャでは一時的な喜びと興奮を買っている

合理的に考えれば、手に入ることが約束されてないことにお金をかけるのはおかしいことだ!と思う人も一定数いるはず。まあゲームのアイテムやキャラなんかは服や時計のようなものと違って形には残らないものですから、親とかは特にゲームの課金には反対しがだったりしますよね(´ω`)トホホ…

 

他者から見ればそんな不合理に思えるような消費ですが、僕らは何を目的にお金を使っているのか?という根本的なところを見ていくと、

 

  • 当たるかは分からないが、自分は当たるかもしれないという期待感
  • 当たらないかもしれないものが、当たった時の喜びや興奮
  • 他の人が持ってないものを自分は持っているという優越感
  • 強いキャラで相手を倒した時の自己肯定感

 

と言った、一時的な感情のためにお金を費やすことが過去の研究によって分かってたりします。(p)(p)

 

身近なものでいえば、宝くじを当たった時に何をしようかな〜という夢を買っている感じに近いかもしれませんが、ガチャも根本なところでは、心理的な一喜一憂のためについついお金を使ってしまうということみたいなんですね。

 

しかしながらちょっとした気分の良さを味わうためにお金を使うのは、極端にいえばどんな買い物にも対しても当てはまってしまいますんで、ここからはさらに人の心理を暴走させるソーシャルゲームの仕組みについて見ていきます。

 

ガチャの演出が、「もう少しやれば、出るかもしれない」という感覚を暴走させる

ガチャを引いていれば、「もう少し粘れば出るかもしれない!」なんて気持ちになり、さらにお金を使ってしまった!という経験がある人も多いと思いますが、これは単に自分が我慢できないからという話ではなく、確定演出のようなガチャの仕組みが、僕らの期待を過度にあおり興奮状態にさせること原因であることがわかってます。

 

これは古代より培われた野生的な本能であると考えられておりまして、『報酬への期待』といった言われ方をしてます。(参考文献1)

 

遡ることはるか昔、原始時代はいかんせん食料に乏しい時代でしたので、「もう少し歩けば食料にありつけるかもしれない」といった期待感で自分を奮い立たせ、飢えを凌ぐ必要がありました。

 

現代でいえば「仕事をもう少し頑張れば、お家に帰れる」といった感じで、終わりが見えるとモチベーション上がるように、人はこれから手に入りそうと感じる報酬に対して全力で反応を示します。

 

しかしながらガチャに関していえば、私たちの本能とも言える『報酬への期待 』が悪い方向に働きます。ガチャの確定演出などが自分の目当てのキャラが当たるかもしれない、ここまでお金を使ったからそろそろ出るかもしれない!と期待感を演出して、お金を使ってでも手にいれたい気持ちを暴走させるわけですね。

 

ちなみにスロットマシンのようなギャンブルでは、たとえ報酬が同じ金額でもほぼ確実に当たる設定よりも、当たるか当たらないか分からない設定に1番お金を当時続けることが分かっていたりしますので、ソーシャルゲームにもこのような仕組みが使われている以上お金を使いやすくなってしまっても当然なわけです。(p)(p)

 

ガチャでいえば当たるかわからないような確率設定や「惜しい、レアキャラは出たけどこいつではないんだよな〜」といった当たりを予感させるような演出が、僕達の期待を刺激して夢中にさせるわけですね。ほんと、上手いこと作られてますな、、、。(´ω`)トホホ…

 

まあこの理屈で言えば、「ある程度お金を使ったら欲しいキャラあげるよ」といった『天井制度』も当たらないよりはマシな反面、途中で諦めにくくさせるやり方ではあるので、怖いところではあります。これがビジネスってやつか、、。

 

 

 

「みんなが当たっているから自分も出るかもしれない」という『ヒューリスティックバイアス』でガチャを弾きたくなる

TwitterのようなSNSで、みんなのガチャ結果を確認するようなことがあるかもしれませんが、これも「自分も当たりを引くかもしれない!」と言った期待感を刺激して、ガチャ沼にはまる可能性を高める可能性があります。

 

これは行動経済学で『ヒューリスティックバイアス』なんて考えられる現象で、例えば

 

  • 飛行機事故のニュースばかり見ていると、自分が乗っている飛行機が落ちそうな気がする
  • コロナウイルスのニュースをばかり見すぎて、不安でマスクや消毒をしまくる

 

といったように、「情報に触れる頻度が増えると、その可能性を高く見積もる」という現象になります。

 

これをガチャに当てはめると、「みんなあたりを引いているから自分も当たるかもしれない」という考え方が報酬を過度に予感させて、ガチャを引くように促す可能性がある訳ですが、現象で見れば怖いな〜と思う反面、体験的にこれはすごい分かるな〜(*¯ㅿ¯*;)

 

でもってツイッターで報告するような情報っておそらく目当てを当てたツイートが多いので、さらに自分が当たる気がしてしまうのが怖いところ。わざわざハズレたことを書く人の方が少ないので、まるでみんなが当たったように錯覚してしまう点に注意が必要です。

 

「これだけお金をかけたんだから、後には引けない」というサンクコスト問題

サンクコストというのは経済学といったビジネスでも用いられる考え方でなんですけど、ざっくり言えば「お金と時間を費やしてきたんだから、後に引けない!」という現象のことです。(p)

 

人によっては「100連したけど、欲しいキャラが出なかった。これはもう当てるまで引けない!」と沼にはまったことがある人もいるかもですが、僕が過去にアルバイトしていたバイト先の先輩も、これで8万円を散財してましたね、、、。(結局目当ては当たらなかった)

 

このサンクコストの問題は人は得することより損することが何より苦手なので「今までかけた分のお金を無駄にしたくない!」という気持ち抱きやすいのは仕方がないといえば仕方ないですが、さらに損する可能性があることも抑えておきたいところではありますな。

 

 

 

冷静になる時間を奪う、ガチャのスピード感

でもって極めつけが、この3つに気がつく余地を与えないゲームの仕組みなんですね。

 

「人が何故ギャンブルにハマるのか?」という理由はいくつかあるのですが、特に「スピード感」というのもかなり厄介なものになってます。スロットマシーンやパチンコで言えば、大体2〜3秒で当たるかハズレるかが分かるんですが、この時間が短ければ短いほど人は夢中でお金を使い続けることがわかってます。(p)

 

これはソーシャルゲームのガチャも同じような仕組みで出来ていて、だいたいのガチャは10秒〜20秒くらいで回せますし、クレジット決済を使っていれば、秒でゲーム内通貨を購入出来るので、僕たちに冷静になる時間も与える間もなく「報酬の予感」を暴走させるわけですな。この辺は便利になりすぎた弊害もあるわけですね〜。

 

 

まとめ

ということで、ガチャの沼ハマってしまう基本的な原理をまとめると、

 

  1. ここまでお金を使ったから、損をしたくないという気持ちで諦められなくなる
  2. もう少しやれば出るかもという『報酬の予感』を定期的に見せて、期待感をあおってくる(当たりそうな演出、SNSのみんなの良い結果)
  3. そもそも心理的に課金がしやすい仕組みになっている(ガチャのスピード感、クレジットのようなオンライン決済だったり、ゲームデザイン)

 

という3つポイントが人間の本能を刺激して、課金を促すように出来ているということですな。上手いこと出来てるな〜と思いつつ、これは人の本能的な部分を刺激してくるので争うには相当な意志力が必要だったりする訳ですね。

 

なのでそんなガチャ沼にはまらないための対策としては、この3つの原理をうまく使って、避けるような手段を取っていくのが大事な訳ですが、そのへんのお話は後編に続きます。(  ˙꒳˙ )

 

 

 

参考文献

(1)

https://ci-nii-ac-jp.cdn.ampproject.org/v/s/ci.nii.ac.jp/naid/110003827895/amp/ja?amp_js_v=a3&_gsa=1&usqp=mq331AQFKAGwASA%3D#aoh=15849517239736&referrer=https%3A%2F%2Fwww.google.com&_tf=%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%82%B9%3A%20%251%24s&share=https%3A%2F%2Fci.nii.ac.jp%2Fnaid%2F110003827895