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一旦信じたフェイクニュースを上書きするにはどうすればいいの?研究者から3つのアドバイス


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こんにちは、なすびです。

 

前回は「コロナに関するはフェイクニュースが多いから情報源に気をつけよう!」なんていう話をしたのですが、すでにフェイクニュースを信じてしまっている人も一定数はず。でなければマスクとかトイレットペーパーの買い占めに走ったりはしないはずですからね、、、。

 

今回はそんなフェイクニュースを信じてしまっている人を正しい知識に導くにはどうすれば良いのか?なんて話が参考になると思いましたので、まとめておこうと思います。(笑)(p)

 

フェイクニュースを上書きするのはとても難しい、というかほぼ不可能

これは過去に行われた「間違った情報を信じている人を正しい情報で上書きするにはどうすれば良いのか?」といった研究を52件集めたメタ分析になります。6878人の参加者を対象としているので信頼度は高いといっていいでしょう。

 

でもって集められた研究はどんなことをやっていたのかと言いますと、

 

  1. 集められた参加者にフェイクニュースを読ませる(トイレットペーパーとマスクの原材料は同じ!このままだとトイレットペーパーが無くなる!!みたいな内容)
  2. その後フェイクニュースに関する新しい情報を伝えてたり、先に伝えた情報が間違っていることを詳細に説明してみる

 

といった感じです。

 

でもってこの研究から何がわかったのかと言いますと、

 

  • 誤った情報を後から上書きするのはすごく難しい!

 

とのことでして、研究者いわく完全に正しい情報に上書きをするのはほぼ不可能なんだとか。

 

白紙のノートに書き込んだことは消しゴムで消しても後が残るように、どうしても誤った情報のツメ跡が残ってしまうみたいですね。

 

これは最初に正しい情報に当たれるかが重要になってきそうな感じではありますが、この辺はたまたま目に入った本が良書だった!みたいな感じで運によるところが強いかもですが、、、。

 

ただ手の施しようがないというわけでもないみたいで、研究者によればとりあえずフェイクニュースを信じている人には以下の3つをやってもらえるのが良さそうとのこと。

 

その1: 「間違っていることを詳細に説明してはいけない」

例えば「トイレットペーパーとマスクの原料が同じだからなくなる!」という内容を信じている人であれば、「いいかい、トイレットペーパーっていうのは再生紙というものを使っている。対してマスクは不織布とかガーゼといったポリエステル繊維から出来ているだ。つまり原材料は一緒ではないからなくなる心配もないんだ」という細かく正しい情報で否定するような説明はダメみたいなんですよ。

 

これは客観的に見ていくら正論であったとしても、かえってフェイクニュースを信じる姿勢がより強まってしまうみたいなんですね。

 

まあ確かに言われた側からすれば、自分が信じているものを詳細に否定されるのは気分は良くないはずからですね。こうなると自分の中での誤った情報がより根付いてしまい、本当に正しい知識と接する機会を逃しやすくなってしまうんだそうです。

 

その2 「信じている情報に関する、新しい情報を付け加えてみる」

例えば「トイレットペーパーとマスクの原料が同じという情報にはほとんど根拠がないらしいよ」、「この情報を流したのはマスクの転売を目的とした人たちだったんだって、怖いよね〜」みたいな感じで、先のように一つ一つを否定するのではなく、新しい詳細情報を与えてみるのが良いんだとか。まあこっちの方が感に触りにくそうな感じはありますね。

 

その3 「もう一度、調べてみるように促してみる」 

でもってその2に加えて「実はこういう可能性もあるみたいでさ、グーグルでいろんな情報集めてみると良いかもね。」みたいに、自分が信じていたことがフェイクニュースだということに自然と気がつくよう促すのが良い見たいです。シンプルに自分から正しい情報に当たる頻度を増やして、自分が信じている情報へ疑念を持つように促すということですね。 

 

マスクとトイレットペーパーの原料が同じ説を信じている人には「最近原料が同じじゃないっていう記事が増えてるから、改めて片っ端からチェックしてみると良いかもね」みたいな感じで、あくまでも否定しないように促すのが良さそうであります。

 

そんなわけで改めて要点をまとめますと

 

  • その人が信じているフェイクニュースを否定してはいけない(かえって知識を改めようとしなくなるから)
  • 新しい情報で補足してあげる(「こういう見解もあるみたいでさあ」みたいな)
  • その人が自分でフェイクニュースが間違っていることに気がつくように促す(「なんかまた新しい情報が出たみたいだよー」と自分で調べる機会を作ってあげる、あえてリビングのテーブルに正しい知識の雑誌を置いとく)

 

といった感じでしょうか。

 

ちなみに「マスクの原料が同じ説」のようなフェイクニュースが、その人にとって信じることにメリットがある場合は上書きがほぼ不可能とのこと。例えば「マスクを買いだめすることで不安を抑えて、安心感が得られるんです」という理由があってフェイクニュースを信じている場合は、上書きが難しいんですね。心の支えになっているなら、確かに難しいですね、、、。

 

まあ「やることやってあとは神頼み」みたいな感じではありますが、周りにフェイクニュースを信じている人がいたらこれらのような振る舞いをしてもらえると良いのではないでしょうか。

 

これは買い占めの話なのでフェイクニュースとか判断しやすいですけど、自分が今までで信じているものが実はフェイクニュースだった!なんて力説されたら、確かに怖いし、耳を塞ぎたくはなりますね、、。( ˙-˙ )