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今の仕事を少しでも楽しくするテクニック!と噂の『ジョブ・クラフティング』


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こんにちは、なすびです。

 

「今の仕事に不満はないものの、何となくやる気が起きなかったり」、「自分はこのままでいいのか?」と思う時があるのですが、そんな時にやる気を高めてモチベーションを上げてくれるようなテクニックがあるみたいなので、まとめていこうかと。

 

『ジョブ・クラフティング』というものになりましてざっくり言えば、自分の仕事を楽しくするにはどうすればいいのか考えてみるといった感じなっています。

 

電車の運転手例えると

 

  • 運転が仕事ではなく「仕事で疲れ切った人たちを家の近くまで、安全に送り届けてあげる仕事!」

 

と言った感じで、「仕事への認識を変えてみよう」と言った具合です。

 

もちろん、これは1つの例になるので他にも色々なアプローチがありますが、『ジョブ・クラフティング』は科学的にも仕事への満足度が高まり、幸福度上がるなんて報告があったりします。

 

有名なところではセントルイス大学が行った35,670人の労働者のメタ分析になりまして、『ジョブ・クラフティング』を実践した労働者は

 

  • 前向きな行動が増える!(r=0.509)
  • 仕事に関する問題を積極的に解決する姿勢が増える!(r=0.543)
  • 「自分から仕事に取り組みたい!」という感情の増える!(r=0.450)

 

という結果が出ていたり。(p)

 

ちなみにここでいう『r』というのは統計学で効果の大きさを表す指標になりまして、「r=0.50」以上だと科学的には十分効果あるとされてます。

 

まあジョブクラフティングの効果を大きいと捉えるか小さいと捉えるかは人それぞれなものの、r=0.50を超える乗って結構珍しいですし、何せ手軽に出来るので個人的にはやってみる価値はあるのかなと思ってます。

 

他にも『ジョブ・クラブティング』の研究が例いくつかありまして、

 

  • 病院の清掃員:「単なる手術室の清掃」→「手術を受ける人に細菌が入らないようにするための、治療の1つ」
  • レストランの従業員:「お客さまに料理の提供する」→「小さなお皿の中で、自分自身を表現するアートの一環」

 

と捉えることで、従業員のモチベーションが上がり生産性も上がったんだとか。(p)確かにこの意識で仕事時間を過ごすことができれば、少しは有意義な時間を送れそうですもんね。(´ω`)

 

『ジョブ・クラフティング』の出来ないこと

ではそんな『ジョブ・クラフティング』を始める前にいくつか注意点が、、、。科学的にも高い評価をもらっているものの、『ジョブクラフティング』が対応してないところがありまして、

 

 

なんて場合は『ジョブ・クラフティング』は対応してなさそうなのでご注意を。

 

あくまでも「今の仕事にこれといった不満もないけど、満足もしてないとか」、「今の仕事をもっと楽しいものにしたい」みたいな人にはオススメな感じであります。ある程度のベースが整っているという前提があって、そこから満足度をあげるにはどうしたらいいのか?を考えていく要素が強いので、そうでなければ転職を考えてもらえる良さそうな感じです。

 

ただ初めの方は「自分ってどんなことが好きなんだろう」というを分析していく作業もあるので、この辺は「どんな価値観を持った上で転職するのか」というところは役に立つかもしれないです。

 

前置きが長くなりましたが、詳しいやり方を見ていきます。

 

 

ジョブクラフティングやり方

ジョブクラフティングにはいろんなやり方があるものの、基本的なガイドラインは同じです。(p)今回は大まかなポイントについてまとめて聞きたいと思います。

 

ポイントは3つありまして、

 

  • 今の仕事を分析する
  • 今の仕事の意味を見出してみる
  • 現状を改善するためのアクションプランを考えてみる

 

1つ1つが意外と奥深いので見ていきましょう。

 

今の仕事を分析する

『ジョブ・クラフティング』ではまず今の仕事について改めて分析するところから始めます。ダイエットを始めるとき、まず自分の体重を調べるように、『ジョブ・クラフティング』でも、まずは「自分の仕事はどんな作業で成り立っていて、何が楽しくないのか?」、「逆に何が楽しいと思うのか?」みたいなことを細かく分析していくみたいな感じですね。

 

  • 今の仕事ではどんな作業をしている?:書類整理、会議、運搬、来客対応、営業、プログラミング、品出し、マネジメントといった感じで、自分の1日の仕事はどんな感じで回っているのか、細かく書き出してみます。
  • どんな作業は楽しいと思えて、どの作業を楽しく感じないのかチェック:これは言葉の通りですが「どんな仕事も好きじゃありません!」なんて言われてしまうと話が終わってしまうので、ここでは嫌いな仕事の中でも比較的好きなことを書き出してみてください。例えば「書類整理は嫌いだけど、情報をまとめるのは好きかも」、「誰にも邪魔されず、黙々と作業をするのは好きだな」、「一人作業はつまんないけど、会議みたいにいろんな人と意見交換するのは好きだな」みたいな感じです。
  • その1つ1つの作業にどのくらいの時間を使ってるのか考えてみる:楽しいもの、そう出ないものを分類したところで、それが全体のどのくらいの割合を占めているのか考えてみます。「ほんとはこの作業が自分にとって大事なのに、全然時間が避けてないみたいな」、「逆に重要だと思わないところに時間を割いてしまっている」なんてことに気がつくかも知れません。それ以外にも思ったことがあったらどんどんメモしてあげてください。

 


今の仕事に意味を見出してみる

ここでは「自分の仕事の見方を変えてみよう!」といった内容が中心になってます。先の例で言えば、「手術室の掃除は治療の1つ」といったマインドに置き換えていくみたいな感じですね。

 

  • この仕事にはどんな意味があるんだろう:「そもそも今の仕事はなんの役に立っているのか?」、「これをやることで喜ぶ人は誰だろう?」と言った感じで、仕事の意義を改めて考え直してみるといいんだそう。
  • 仕事に対する動機や嗜好を考えてみる:ここでは「自分を仕事へと駆り立てる感情ってどんなものなんだろう?」と言った価値観のようなことについて考えていきます。例えば、成長したい、周りに影響力を与えたい、クリエイティブでありたい、と言った短い言葉でもいいですし、文章の様なものでもOKみたい。でもって、それを達成するために自分のどんな能力を役立てたいのか(知識、協調性、ユーモア)みたいなところまで考えられると更に良いんだそう。
  • 仕事の捉え方を変える:これは先にお伝えした「手術室の掃除は治療の1つ」みたいな感じですね。ここで1つ前の「この仕事にはどんな意味があるのか」というところで、反映した価値観を基準にして貰えるとよさそうです。例えば配達の仕事でも「人を笑顔にしたい」という価値観が強ければ、「自分が配達を担う事で、お客様が家族と笑顔で過ごす時間を作っている」といった感じでしょうか。自分の原動力になるような価値観にあわせて、かっこいい肩書きを考える認識でいいと思います。

 

 

現状改善するためのアクションプランを考えてみる

以上の分析結果から、ここでは自分の仕事が少しでも充実するためにどんな行動をするか?を決める所になってきます。いわゆるアクションプランってやつですね。

 

  • タスク:最初にやった仕事の分析結果を見てみて、「この仕事は楽しいと思えたから、似たようなこの作業も楽しめるのではないか?」、「この仕事を減らして、楽しいと思える作業を増やせないだろうか?」といった感じで、さらに仕事を充実させる方法を考えてみる。
  • 人間関係:職場で人間が重要なのはもちろんのことですが、ここでは自分が成し遂げたいタスクと人間関係を結びつけていく感じ。例えば、「自分はあの作業が楽しいと思ったから、もっと能力を伸ばせないだろうか、確か〇〇さんが詳しかったはずなので、その人に話を聞いてみよう。」、「仕事の割り振りをしてる○○さんにこの仕事を増やしてもらえないか、お願いしてみようかな。」、「モノづくりをしているのに、顧客の声が全然聞けない。○○さんは顧客の声をよく聞いているはずだがら話を聞いてみよう 」といった感じですね。

 

ある程度やってみることが決まったら、あとは行動してみるのみ!という感じです。

 

まあ『ジョブクラフティング』が手軽にといったものの思ったより内容がボリューミーになってしまいましたね、、、。しかしながら大半は紙とペンがあれば気軽に出来そうなことなので、仕事内容の分析や仕事の肩書きを考えてみるだけでも良さそうです。

 

また逆に「もっとしっかりジョブクラフティングやってみたい!」ということであれば、専門書など買ってみてもいいかもしれませんし、近いところで言えば行動活性化療法も参考になるかもしれません。

 

とりあえず僕もかっこいい肩書きだけでも考えてみようかしら(*¯ㅿ¯*;)