Vitality Asset

何かと心配になりやすい元セラピストがメンタルヘルスについて考えるブログ

【後編】「内向型な人間は、社会に馴染みずらい!」ではどう振る舞えばいいのか?というお話

そんなわけで、前編の続きです。

 

内向的な人は『超集中力』を発揮できる?


f:id:nasubi-healthcare:20200128172609j:image

 

内向型と外向型では満たされるポイントが違うという話が面白かったので、その辺についても触れていこうと思います。

 

その違いというのが、

 

  • 外向的な人間は行動に対して報酬を求める傾向にある
  • 内向的な人間は行動そのものが報酬なる傾向ある

 

とのことでして、これはどういうことかと言いますと、

 

  • 外向的な人は報酬を求めて曲を作る
  • 対して内向的な人間は曲を作っている時間、作業そのものが報酬になる

 

ということです。内向型はお金や名声といった報酬のためではなく、作業そのものがご褒美になりやすいみたいなんですね。

 

これは心理学でフローと呼ばれる現象で、ざっくり言えば「夢中になりやすい」とか「超集中状態」みたい感じです。

 

そんなフローに入りやすい内向型ですが、チクセントミハイよれば、

仕事を続けることだけを目的として、何日も働き続けることが出来る。

という主張をしていたり。

 

確かにフローに入れて、仕事するだけで満たされる状態になれれば、確かに永遠と働いてられそうなイメージはありますし、それはとても幸せな状態と言っても過言ではなさそうですな。しかしながらだからとって「内向型は夢中になれそうなことを仕事にしよう!」という話とは別問題ですので、ご注意くださいませ。

 

あくまでも「お金以外を原動力として、頑張ることも出来る」という1つの特性を持っていると考えてください。

 

 

内向型でも外向型に振舞える!コアパーソナルプロジェクトとは?

内向型な人間だから人に主張するのは苦手でスピーチもやりたくないと思う人は多いですが、中には内向型な人間でも何万人も堂々と話をする人はいます。

 

内向型な人がなぜ外向型のように振る舞えるのかというと、そのスピーチ自体に自分が達成した目的があるからです。このような自分にとって重要な目的やタスクのことをコアパーソナルプロジェクトいいまして、これがあると内向型の人間でも外向的に振る舞うことができるんだとか。

 

例えば、環境問題について考えることが大好きな人であれば、「環境に気を使わないと地球が危ない!」ということを伝えないといけないという場合では、外向型なスピーチも可能というわけです。

 

このような熱意といった原動力があれば内向型でも外向的に振る舞えるということは抑えておくといいかもしれません。

 

 

内向型はセルフモニタリング能力が高いせいで、自分を見失いやすい

内向型が外向型に見えるケースはよくあることみたいで、著書によれば人前で話すことを苦手としている内向型の人に、人前で朗読をさせてみたところ、誰一人として内向型な印象を持たなかったそう。

 

こんな感じで、本人はすごく緊張しているにも関わらず、周りからは「緊張しているようには見えない」、「いつも冷静で落ちついてる」、なんて言われたことはないでしょうか?

 

このような現象は内向型のセルフモニタリング能力が高さを物語っております。このセルフモニタリング能力はざっくりいうと、自分を客観的に見る能力ことでして、これが高いと周りにどう見られているのか強く意識することがてきます。

 

これは結果として

 

  • 自制心が強く、常識的な行動が出来る
  • 周囲を見て、自分が何をすればいいのか理解するのが早い

 

といったメリットがある一方で

 

  • 自分を騙すのが上手い
  • 我慢してばかりいる
  • 自分にあっていないフィールドで、頑張りすぎる

 

といったデメリットもあったり。これらは一概に悪いとは言えないものの、これが極端になると、自分にとって重要なことがわかりにくくなり、自分を見失うことにも繋がるんだとか。

 

例えば、気質は内向型だとしても

 

パーティーへの出席やスピーチをする機会が頻繁にある

周りから見れば、そつなくこなしているようにも見えるので、社交的だねと評価される

自分は外向型なタイプだから、また周りの期待に応えたいという重いから、社交的スケジュールを多くこなすようになる

しかし気質は内向型なので、それがストレスになっていることに気が付かず、気がついたらストレスが爆発している

 

なんて可能性も否定出来ないわけです。

 

 

自分を騙すことが上手くなると、自分は無理してるということに気が付きにくということですな。

 

しかしながら、内向型と外向的両方の気質をもっているので、本心かそうでないのかの判別が難しいところでもあります。なのでこの辺は「行動活性化療法」のようなツールを使って、自分にとって重要で好きな行動はなんだろう?というところを随時チェックしてみるとよさそうです。また「他人の期待に応えようとして外向型のようにふるまっている」のであれば、アドラー心理学のマインドセットが役にたつかもしれませんので、参考にしてもらえればと思います(`・ω・´)

 

 

内向型が向いている職業は?

そんなわけで内向型の特性を踏まえた上で、向いている職業です。

 

  1. 科学者系:自分の予想と外れた結果が出た時に、「これを○○にすれば、いいのかもしれない」といった仮説検証の思考に優れている。ただ科学者の世界は上下関係が厳しいなんて話もあるので、人と接することでストレスを感じやすい人や自己主張があまりとくいでない場合は向いてないケースもあり。
  2. クリエイティブな職業:空想にふけたり、創造性が高い傾向にあるというところから、物語を描いてみたり、美術作品を作ってみたり、何かアイデアを生み出すような職業が向いている感じです。ただ集団で何かアイデアを生み出すような場合、周りの意見で自分のアイデアが潰されてしまう可能性があると考えると、何か個人でアイデアを考える、また2〜3人くらいの少数でアイデアを出すような仕事がいいかと思います。
  3. ライター系:他人への関心が強い分、「この文を読んたら、どう思われるか?」、「わかりにかくないか?」といった、読者の事を配慮した記事を書くことが出来るとのこと。また黙々と作業する要素が多いので、内向型な人間に好まれる。似たようなところで言えば、トラックのドライバーや事務員など。
  4. 共感能力が必要な仕事:介護系や看護師といった、人との接触が多く、思いやりや共感能力が求められる仕事が向いている。ただ内向型には人の言葉に敏感な人が多いため「私は共感能力が高い分、人間関係で傷つきやすい」ということを知った上で、振る舞うのが重要になってきそう。これはマメなストレスケアは必須になりますね。

 

上記の内容は科学的に適性があると考えて間違いなさそうなものの、内向型は「良くも悪くも」環境に左右されやすいので、環境選びも重要になってきます。仕事はいいけど、「職場がピリピリしてて、モチベーションが発揮できない」場合もあるので、個人的には仕事の土台となる環境が最も重要だと思っております。

 

また意識することが多すぎて、混乱しそうではありますが、内向型と言えど人によって程度は違うので、この辺は自分が一番重視したいものに合わせて選んでもらえればと思います。

 

まとめ

内向型な人について、いろいろ書いてきました。結局「内向型が社会で上手いこと適応していくためにはどうしたらいいのか?」と言う問題ですが、

 

  • フローに入れそうな、仕事につく
  • 内向的な人が集まる環境に身をおく
  • 競走が活発でない、刺激の少ない環境を選ぶ
  • 内向的な人のメリットやデメリットを意識して行動してみる

 

といったところですかね。

 

特に内向型の人は「出来るだけ自分が適切に思えるような場所に身を置く!」ことが大切になってきそうですね。

 

ただ内向型といっても幅広いものなので、「敏感な気質であれば刺激の少ない環境を」、「黙々と作業をしていたいのであれば、一人作業の多い仕事を」といった感じで環境を選んでもらえると、最終的な幸福度は高いのかなと思います。

 

また時には自分に幅を持たせるために挑戦するが必要であるのは否定しないものの、周りの意見に惑わされず、自分が適した環境で少しずつ何かに挑戦していくことが重要なのではないでしょうか。

 

内向型のデメリットには色々触れてきたものの、それぞれの解決手段にはあまり触れていきませんでした。この辺は本書には詳しく書いてありますので「内向型で色々しんどい」と思う方にはとても是非ともご一読くださいませ(`・ω・´)