Vitality Asset

不安症セラピストがメンタルヘルスについて考えるブログ

ビタミンCサプリにお金をかけたくない理由

 

こんにちは、なすびです。

 

そんなわけで、「改めて知っておきたい、サプリメントの選び方」のビタミンC編でーす。

 

テーマ

ビタミンCは風邪の予防にならないし、なんなら歯がボロボロになるかも

 

  • とりあえず風邪の予防には無力!!
  • ビタミンC歯が弱くなる?
  • 老化予防に効果はあるのか?
  • まとめ

 

とりあえず風邪の予防には無力!!


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以前ビタミンDを紹介した時に、「ビタミンCは風邪の予防に効果がない!」みたいな話を書きました。簡単に復習しますと、

 

  • ビタミンCサプリを飲んでも飲まなくても、風邪を発症する確率は変わらなかった
  • アスリートくらい運動をしている人であれば、予防の効果があるかもしれない

 

とのこと。コクランさまがメタ分析を出してくれまして、現状風邪には無力な可能性が高いということですね。(p)

 

しかしながらビタミンCに関しては何かといいイメージ多いため、個人的にも違和感が拭えないところ。まあこれを機会にビタミンCのデメリットを頭に入れていく感じで、今日もいろいろ書いていきますね。

 

 

ビタミンCで歯が弱くなる?

「風邪の予防にならない」ということに加えて、「実はビタミンCで虫歯になるのでは?」という話もあるので、その辺についても書いていこうかと。

 

これは2012年にトロント大学が「虫歯の原因になるものって何なの?」ということについて調べた論文になっておりまして、研究デザインは安定のメタ分析になっております。(p)

 

虫歯の原因となるものとして扱われたものは、

 

  • ソフトドリンク
  • ビタミンC
  • スポーツドリンク
  • 牛乳
  • ヨーグルト

 

といったラインナップになっております。

 

早速結果はというと

  • ソフトドリンクで虫歯にリスクが141%アップする!(OR = 2.41、95%CI = 2.03~2.85)
  • ビタミンCで虫歯リスクが16%アップする!(OR = 1.16、95%CI = 1.10~1.22)

とのこと。

 

ソフトドリンクは「そりゃそうでしょ」って感じですけど、ビタミンCで虫歯のリスクが上がるのは意外ですよね。

 

「なんでビタミンCで虫歯になりやすくなるのか?」と言いますと、ビタミンCが酸の一種ということが関係しているとのこと。口の中の酸度がPH5.5以下になると、歯のエナメル質が溶け出して虫歯になりやすくなるのですが、ビタミンCの摂取することでphが2.1-2.6くらいになっちゃうんだと。

 

数字と英語でわけわからん感じですが、要はビタミンCを摂取した直後は酸の影響で歯の防御力が下がってしまうわけですな。同論文によれば、コーラを飲んでもPHが2.3くらいになってしまうそうなので、この理屈からいくとビタミンC系のソフドリは歯のダメージが凄そうですな。(なんちゃらレモンとか)

 

ただこれはあくまでもサプリメントみたいに、ビタミンCの成分を摂取した場合に起きる現象とのこと。果物とかはジュースにしないで、そのまま食べた方がいいんだそうな。まあ食物繊維も取れますし、フルーツジュースは概ねカラダに良くないとされているので、個人的にはフルーツは丸かじり派ですわ。

 

またビタミンCの摂取で防御力が一時的とのことなので、とりあえずビタミンCを摂取した後は30分ほど歯磨きを控えた方が良さそうです。

 

 

アンチエイジング効果はあるの?

過去に東京医科歯科大学の研究チームが、「ビタミンCが不足すると老化が4倍早く進む!」なんて研究が発表されまして、一段と注目が集まったビタミンC。要はビタミンCを摂取すれば、アンチエイジングになるとのことなのですが、ざっくり内容を見てみると、

 

  • SMPというタンパク質の細胞があり、それで老化のレベルを判断できる
  • SMPが多いマウスと少ないマウスを比較すると、寿命に4倍の差があった
  • ただSMPの合成にはビタミンCが欠かせない
  • つまりビタミンCで老化予防に!

 

みたいな感じです。ここから「ビタミンCはアンチエイジングになる!」という結論に至ったわけですね。恐らくビタミンC自体に悪いイメージがあまりないので、さらに摂取しなきゃと思う人が増えたのではないかと思います。

 

ただ原文を見てみる限りではマウス実験ですし、著者も最後の方に「人間に当てはまるかはわからない」と丁寧に書いてくれております。いつも通りメディアが大げさに書いちゃった感は否めない感じですね。(p)

 

ただ「現状アンチエイジング効果はあるのか?」は気になるところではあるので、人間を対象としたデータを見ていきましょう。まずは老化を示す指標がいくつかあるので紹介すると、先のSMP、そして主なところは炎症レベル(CRP、IL−6)酸化ストレスになります。

 

また「知らん英語と数字か」という感じですが、「老化を判断する指標は色々あるんだなぁ」くらいのノリで大丈夫です。んでもって、それらを頭の片隅に置いてもらった上でデータを見ていきますと、

 

  • 2011年の研究:1,002人の男女に125mgのビタミンCを12週間摂取してもらったが、炎症レベルには特に変化はなかった。(ケセルチンと併用している)(p)
  • 2004年の研究:14名の男性を対象に激しい運動をした後に、ビタミンCを摂取(1日2回200mg)してもらったが、炎症レベルに変化はなかった。(p)
  • 2009年の研究:健康な男女396名を対象に2ヶ月間、1日1000mgのビタミンCを摂取してもらったところ、炎症レベル(CRP)が減少した。(p)

 

みたいな感じ。

 

研究デザインに差があるので結果もバラバラですが、これだけだとビタミンCにアンチエイジング効果があるのかはイマイチわからない感じです。個人的にはアンチエイジングのためにビタミンCサプリを飲むのは、もうちょっとデータが溜まるのを待ちたいところですね〜。(・・;)

 

 

まとめ

そんなわけでビタミンCについて書いてきましたが、

 

  • 風邪の予防には意味がない可能性が高い
  • 虫歯になりやすくなる
  • アンチエイジング効果があるのかはわからん

 

みたいな感じになっています。

 

さらにスウェーデンの研究では「ビタミンCサプリメント白内障のリスクが38%増加した!」なんて研究もありますので、「もしかしたら目に悪いかもしれないんだな〜」くらいのノリで、認識してもらってもいいのかなと思います。(p)

 

まあ全体的にまだまだ分からないことが多いので「今後の研究に期待!」という感じです。また過去の研究でビタミンCが体内に取って大切な成分であるのは確かなのですが、現時点でビタミンCサプリにお金をかけまくるのは、個人的には見切り発車な感じがします。とりあえずビタミンCサプリに関しても距離を置いてみるのがいいのかなと思いますね。

 

またいつも書いてることですが、ビタミンCは野菜やフルーツで取る方が確実なので、食事から摂取してくださいませ〜。(`・ω・´)