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不安症セラピストがメンタルヘルスについて考えるブログ

カルシウムサプリで骨は丈夫にならんし、なんなら心臓に良くないぞ!

こんにちは、なすびです。

 

そんなわけで、「改めて知っておきたい、サプリメントの選び方」のカルシウム編です。

 

テーマ

カルシウムサプリで骨は丈夫にならんし、なんなら心臓に良くないぞ!

 

  • 危険なサプリ、それはカルシウムだ!
  • そもそも「骨の丈夫さ」にカルシウムは関係ない?
  • 心臓へのダメージがすごい!
  • まとめ

 

危険サプリ、それはカルシウムだ!

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「丈夫な骨にはカルシウム!」はもやは常識でしょう。特にカルシウムは丈夫な骨を作ったり、骨粗しょう症の予防といった感じで、骨折を防ぐことが期待されている成分なわけです。特に中年から高齢は年を重ねるごとに骨が少しずつ弱くなっていくため、サプリメントでカルシウムを摂取する人が増えていくんだそうな。お医者様からカルシウムを推奨されるケースも多いみたいですね。

 

しかしながら近年の科学界では「カルシウムのサプリメントって、実は危ないんじゃない?」といった感じの流れが来ているわけですね。有名なところで言えば、ノースカロライナ大学が2012年に発表した論文。「丈夫な骨にカルシウムの量は関係ないんじゃない」みたいな主張を展開していてとても面白い内容だったので、まずはその辺から見ていこうかと思います。(p

 

 

そもそも「骨の丈夫さ」にカルシウムは関係ない?

この研究は高齢の男女1384人を対象に行われたものになりまして、NHANESのデータセットを使った観察研究になっております。カルシウムの摂取量などを事前に調査しまして、「カルシウムの摂取量によって、将来の骨密度にどのような差が出るのか」を調べてくれたわけですな。骨密度が低いと骨がスカスカで骨折リスクが上がりますからね。

 

早速、研究結果から申し上げると

カルシウムの摂取量を多かろうが少なかろうが、骨密度に差はない!

とのこと。

 

1日のカルシウム摂取量が400mgのグループと2000mgのグループを比較しても、骨密度に差はなかったんだそうな。この傾向は「タンパク質の摂取量」や「血液中のビタミンD」などといった、「丈夫な骨」に作りに関わる要素を調節しても残ったそう。うーん、これは意外な結果が出ましたね。

 

またこの辺は過去に行われたメタ分析で「カルシウム摂取量と骨折率とは関係ない」みたいな結論も出てたりするので、面白いところです。(p)

 

更にこの研究では

71歳以上の女性の場合、高カルシウムの摂取で骨密度が減少する傾向にあった!

とのことでして、どうやら女性の場合はカルシウムを取ろうとすればするほど、骨密度が減少する傾向にあったそう。「丈夫な骨にはカルシウム!」の時代は終わったのかもしれませんね。(°_°)

 

研究者によれば

年齢とともに骨密度は低下するが、それをカルシウムサプリメントで予防するのが間違っているかもしれない。逆にカルシウムの過剰な摂取は、心血管疾患や腎結石といった病気を引き起こす可能性がある。

とのこと。

 

後ほど詳しく書いていきますが、カルシウムの過剰摂取で心臓病になりやすくなるというデータが増えてきているのに加えて、骨密度も改善しないのであれば、「カルシウムの摂取料を増やす」という判断は、賢明ではないかもしれませんね。

 

また過去の研究ではカルシウム単体ではなく、ビタミンDを併用することで骨密度が改善していたりするので、重要なのはカルシウムよりビタミンDの方が大事なのかもしれませんな。(p)

 

 

心臓へのダメージがすごい!

あらゆるサプリの中でも、カラダへの害が明確になってきているのがカルシウム。近年は「心臓に悪いぞ!」というデータがやたら多く、ドイツの研究では心筋梗塞になるリスクが140%アップするぞ!なんて結果が出ていたりしております。恐ろしいかぎりですね。(p)

 

またオークランド大学のメタ分析でも、「1日に500mg以上カルシウムサプリを摂取すると、心筋梗塞リスクが30%アップする!」という結論が出ております。(p)これは50〜70代の男女12000人のデータを集めた労作になっておりまして、信頼度としては先のドイツの研究よりも高めであります。

 

研究によってリスク度合いは違えど、カルシウムサプリが心臓に悪影響を与える可能性は濃厚なわけですな。

 

ちなみに「なんで心臓に負担がかかるのか?」と言いますと、同論文によれば血液中のカルシウムが急に増えることで血管の石灰化が起きるからなんだとか。石灰化なんていかにもカラダに良くなさそうな感じでですが、簡単に言えば血管がカチカチになって、破れやすくなってしまうみたいな感じですね。サプリメントによって急にカルシウムが増えると、体内ではうまく処理出来ないのが原因だそう。

 

しかしながら不思議なもので、食事からのカルシウム摂取ではこの石灰化は起きないとのこと。サプリメントと違ってカルシウムの吸収が穏やかなため、悪影響で出にくいんだそうな。とりあえずカルシウムは食事で補ってもらえるのがベストな感じですね。

 

 

まとめ

今回はカルシウムサプリについて書いてきましたがまとめると、

 

  • カルシウムが少なかろうが多かろうが、骨密度や骨折率は変わらない
  • 逆にカルシウムが過剰摂取は、心臓に良くない
  • 食事からの摂取はカルシウム悪影響が減る

 

ということを頭の隅に置いといてもらえるとよさそうです。

 

カルシウムのサプリが有害かどうかはまだ確定ではないものの、何だか心臓に悪そうだし、骨にいいかもよくわからないので、個人的には買うメリットはなさそうな印象であります。

 

しかしながらカルシウムがカラダに欠かせない成分であることは間違いないので、あくまでもサプリメントで補充をするまでのものではないということ意識してもらえるといいのかなと。サプリメントでなくても、牛乳や小魚、鯖缶のように手軽にカルシウムを補充する方法はあるので、出来れば食事で補ってください。スポーツバーみたいな加工食品で摂取する方法もありますが、サプリメントに近い要素があるのでおすすめはしません。

 

また丈夫な骨づくりにはどっちかというと「ビタミンDなんじゃない?」見解も多いので、カルシウムよりはビタミンDを摂取を優先してあげてもいいかと。副作用も特に確認されていませんし、良いメンタルには不可欠なんで、個人的にはビタミンDがオススメです。(p)

 

トロント大学の論文でも「カルシウムは意味のないサプリ」なんて扱いをされておりますので、僕もしばらくはカルシウムサプリとは距離をおきましょうかね、、、。(・・;)(p)