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不安症セラピストがメンタルヘルスについて考えるブログ

寝る部屋をいつもより暗くするだけで、メンタルが44%も病みにくく、25%も太りにくくなるかも

こんにちは、なすびです。

 

今日は「夜間の灯りがメンタルにどんな影響を及ぼすのか?」について書いていこうと思います!

 

テーマ

明るい部屋で寝るとメンタル病むし、太りやすくなってしまうかも。

 

  • 寝る部屋が明るいと睡眠の質が下がるぞ!
  • 少しでも明るい部屋で寝ると、うつ病リスク89%アップするかも!
  • さらに33%肥満リスクがアップ!
  • まとめ
     

 

寝る部屋が明るいと睡眠の質が下がるぞ!

メンタルヘルスには睡眠が大事!」みたいな話は過去に何度も取り上げてきた通りでございます。もはや「睡眠睡眠うるさい!」というレベルかもしれませんが、それだけメンタルの不調に関係があることが多くの研究でわかっているのですな。

 

そんな睡眠を妨げる要素は色々あるものの、その中でも大きいウェイトを占めているのが寝室の明かるさでございます。睡眠に重要なメラトニンいうホルモンは光に弱いので、いかんせん明るい部屋で寝たり、寝る前にスマホ見たりすると、メラトニンの分泌が阻害されてしまうので、睡眠の質が下がりやすいんですな。

 

今日はそんな寝る前の光が睡眠の質を下げるだけでなく、「うつ病になりやすくなったり太りやすくなるぞ!」みたいな研究があるので、いつも通りざっくりとご紹介していこうかと思います。

 

 

ロウソクくらいの明るさで寝ても、うつ病リスク89%アップするかも!

まずは「寝室の明るさがメンタルにどんな影響を与えるのか」についてです。これは奈良県立医科大学医学部の研究になりまして、863人の高齢者を対象にしたもの。平均年齢71.5歳で、デザインとしては観察研究になっております。(p)

 

手順としては

 

  1. 高齢者のお宅に訪問して、寝室の明るさをチェック
  2. 気分、経済状況、その他、についてアンケートに答えてもらう
  3. 寝室の明るさごとにグループ分けをして、うつ病の発症率に差があるのかを調べる

 

みたいな流れになっております。

 

この研究では寝室の明るさを、大きく2つのグループに分けておりまして、

 

  • 寝室の明かりが5ルクス以下
  • 寝室の明かりが5ルクス以上

 

みたいな感じです。

 

ちなみにルクスは明るさの単位になりまして、5ルクスがどのくらいなのかと言いますと、このテントの外で寝るくらいの明るさですな。

 

f:id:nasubi-healthcare:20191005181026p:image

 

意外と暗い印象ですが、これでも5ルクスを超えてるっぽいです。ちなみにロウソクの明かりだけでも10ルクスくらい、夜のコンビニとかだと1500~1800ルクスになるんだそうな。

 

つまり上記の手順から「寝室の明るさがうつ病の発症率にどのくらい影響があるのか」ということについて調べてくれたわけなのですが、大雑把に言えばこのテントの「外で寝るか」「中で寝るか」で、メンタルヘルスにどんな影響を与えるのかを調べてくれたみたいな感じです。

 

2年間追跡調査した結果はどうだったのかというと、

夜間に5ルクスの光を浴びるだけでも、うつ病リスクが89%アップする!(HR= 1.89、95%CI:1.13、3.14)

とのことでして、年齢とか性別、経済状況を考慮しても効果が残ったみたいですね。

 

この結果について、研究者によると、

夜間の光とうつ病リスクとの関連は、睡眠障害とは関係がなかった。一方、夜間の光と睡眠障害メラトニン抑制、および概日不整合を介して間接的にではなく、抑うつ症状を直接誘発する可能性があります。

とのこと。

 

つまり「明るい光で睡眠の質が下がるからうつ病を引き起こす」のではなく、「夜間の光が直接うつ病を引き起こすかも!」と言うことみたいですね。これは新たな知見ですが、夜に少しでも光を浴びるだけでもダメなのかと考えると、夜は気を使うことが多くて大変そうな感じですな。(・_・;)寝る前のYouTubeとか完璧NGなんでしょうね、、、。(泣)

 

また10ルクスにはなりますが、もうちょっと詳しく明るさを知りたい方はこちらをどうぞ参照ください。(p)

 

 

さらに33%肥満リスクがアップ!

「夜間の明かりがメンタルに悪影響かも!」ということが試算された一方で、「肥満になりやすいぞ!」という主張も2019年に出てきております。意外と最近ですな。この研究も観察研究になりまして、43722人の女性を対象としたものです。平均年齢は55.4歳と幅広い年齢層が集まっていますし、サンプル数も多いのでデータとしてはいい感じかと。(p)

 

この研究でも寝室の明るさによって、4つのグループに分けておりまして、

 

  • 真っ暗で寝る
  • 部屋の小さな照明をつけて寝る
  • 部屋の照明は消しているが、窓から街灯の光が入るような環境で寝る
  • 部屋の照明、テレビをつけて寝る

 

みたいな感じです。

 

この4つのグループを6年間追跡調査して、「寝る部屋の明るさによって太りやすさにどのくらい影響が出るのか?」ということを調べてくれておりまして、

 

  • 全体的に明るい部屋で寝るほど、肥満リスクが上がる傾向があった!
  • 特に真っ暗な部屋で寝るグループとテレビをつけて寝るグループを比較すると、体重に5キロ以上の差があり、肥満リスクが33%もアップしていた!

 

とのこと。

 

基本的に部屋が明るければ明るいほど、太りやすいという結果が出たわけですね。個人的に真っ暗かガッツリ明るいかで、体重に5キロ以上差が出るのは驚きであります(°_°)

 

研究者によれば

寝ている時にテレビをつけたり、部屋を明るくするだけでも十分太りやすくなる。この傾向は睡眠の時間や質、食事、運動と言った要素を調整しても残った。

とのこと。

 

「何で明るい部屋で寝ると太りやすくなるのか?」についてはよくわかっていないものの、とりあえずは睡眠質が低下することで、食欲が暴走しやすいといったところが有力なのかなと思います。(p)

 

 

まとめ

色々書いてきましてがざっくりまとめますと、

 

  • ロウソクくらいの明るさで寝るだけでも、メンタルが病みやすいかも
  • さらに太りやすくなるよ

 

という2点を抑えてもらえると良さそうです。

 

しかしながらこの2つは観察研究なので、「明るい部屋=病んで、太る!」とは言えないものの、寝る部屋をいつもより暗くするだけでも、メンタルヘルスを守れて、太りにくくなる可能性があるので、手軽な健康法として実践してみるのは、なかなかいいのではないでしょうか。

 

どうしても部屋の光が入ってしまったりするなら、カーテンを新しくしてもらってもいいですし、もし暗い部屋で寝るのが苦手であれば、明るさが調節できる照明を買ってもらって、徐々に暗い部屋に慣らしてもらえるといいかもしれません!

 

僕も部屋から街灯の電気が入りやすいので、とりあえずアイマスクから始めましょうかね〜^_^