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不安症セラピストがメンタルヘルスについて考える

【前編】健康情報が多すぎて、何が正しいのかわからなりました。

 

 

 

はじめまして、なすびです。

  

 

 今日からメンタルヘルスに関するブログを書いていこうと思います。

 

テーマ

正しい健康知識は正しい情報源から !

 

 

 

内容が結構長いので、読むのが面倒な方は一番下のまとめまで飛ばしちゃって大丈夫です。

 

 

おしながき

  • 健康情報が多すぎて、何が本当かわからなくなりました。
  • そもそもエビデンスとは?
  • 個人の体験談ほど宛にならない
  • じゃあ専門家は?

 

 

 

健康情報が多すぎて、何が本当かわからなくなりました。

 

僕が健康について興味を持ち出したのは就職活動がきっかけです。なかなか内定がもらえず、精神的にすごくつらい時期でした。

 

面接に落ちれば自分が否定されている気分になり、親や周りの期待に答えられない自分酷く責めたものです。

 

精神に良くない状態が続いたので、就活を一度ストップ。自己否定的な考え方を先に治そうと思いました。

 

毎日本屋に通って、いろんな書籍を読み漁るうちに、食事がメンタルに影響を与えていることを知りました。

 

早速、お医者様が書いている食事本を読むことに。いろんなお医者さんの本を読んだほうが良いかなと思ったので、3冊購入。

 

家に帰って、読み漁ってみるとあることに気がついたんですね。

 

「あれ?お医者さんによって言っていることが違うぞ、、、」と


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健康に関する知識はもっと統一されているものだと思っていました。

 

僕が読んだ本がたまたまそうっだったのかもしれませんが、最初の数ページを読んでみると「他の医者が提唱する健康法は間違っている」だの、「私は〇〇大学でしっかり〜を学んでいる」だの、「私が本当の健康法を教えよう」みたいな主張が多くて、医者同士でけんかしているような印象を受けました。

 

またある本では推奨されている健康法が、違う本では否定されているような場合も結構多いです。

 

 

僕は一体どの健康法が正しいのかわからなくなりました。

 

 

でも3冊の本の中で共通している健康法はいくつあったので、それを採用すればいいんじゃないかと思いました。そして三冊だと少ないと思ったので、割と最近出版されている本を2冊追加し、計5冊で共通した健康法を探ることにしました。

 

例えば玄米が身体に良いことは、5冊中4冊取り上げられていたので、「これは正しそうだな、採用!」っていう考え方です。逆に「チアシードは一冊でしか語られてなかったから、身体にいい可能性低そうだな」みたいな考え方をするようになりました。

 

じゃあもっと本を読む数を増やして、共通健康法を集めてることで、より精度が高い情報を得られるのではないかと思い、もう少し本を読んでみることに。

 

玄米が身体に良いことは、10冊中8冊述べられている。「これは精度が高そうだ!」というイメージですな。

 

今思えば統計学っぽい事をしてたのかなと思います。たくさん本の中で共通してる情報が多いものほど正しいみたいな。

 

実はこの考え方は結構重要な考え方で、後ほどお話しますが、健康知識(主に食事)は科学的根拠(エビデンス)重要であることがわかりました。

 

つまり健康情報の信頼度はエビデンスによって決まるということです。

 

これからエビデンスについて詳しく書いていきます。

 

 そもそもエビデンスとは?

ここから堅苦しい内容になりますが、ご了承ください。

 

エビデンスとは何かというと、統計学計量経済学、医療疫学などで使われる用語になりまして「再現可能性」を意味する言葉です。まぁ研究の成果をまとめた医学論文のことで、科学的根拠と言われることも多いです。

 

そもそも「再現可能性ってなんやねん!」という感じだと思いますので、AさんとBさんの例で説明したいと思います。

 

(※ここでは例としてりんごを使っていますが、りんごが太る太らないは関係ありません。ナスとかに置き換えても大丈夫です。)

 

 

例えばAさんは「りんごを毎日食べたら、一ヶ月で1キロ痩せた」とBさんに言いました。

 

数値を見ると確かに1キロ痩せています。

 

Bさんはこれを聞いて、「りんごを一ヶ月食べ続ければ痩せる」と考え、一ヶ月間毎日りんごを食べ続けました。

 

結果、Aさんは1キロ痩せたのに対して、Bさんは1キロ太ってしまいました。

 

 

これは再現可能性(エビデンス)が弱い例です。

 

エビデンスが弱いとは、やったことはAさんと同じだったはずなのに、BさんはAさんと同じ結果が得られなかったことをいいます。

 

つまりこの場合痩せた要因はりんごを食べたことではなく、Aさんが痩せた要因は別にあると考えるのが妥当でしょう。

 

上記の例では、「りんごを食べる=痩せる」という因果関係は成り立たないので、再現可能性が低いということになります。

 

逆にもしりんごで痩せたのであれば、再現可能性は高いということになります。

 

 

個人の体験談ほど宛にならない

学校で生徒たちが「〇〇で痩せたんだよね〜」という会話をしているのを耳にします。

 

僕はエビデンス中毒者なので、その会話を聞くたびに「本当に〇〇の効果で痩せたのか?」と考えてしまいます。

 

なんで個人的の体験談が当てにならないのか、先程のAさんとBさんの例で説明しましょう。

 

Aさんは毎日のりんごで1キロ痩せたと言っていましたが、果たしてAさんはりんごを食べたことで痩せたのでしょうか?

 

実はAさんはりんごを食べたことで、おやつのショートケーキを食べなくなったとしましょう。この場合りんごを食べたことで痩せたのか、カロリーが置き換わったことによって痩せたのかどちらが考えられるでしょうか?

 

またAさんは最寄駅のひとつ前の駅で降りて歩いて帰っていたりしたら、運動量を増やしていたかもしれません。しかしAさんはそれが痩せた要因だと認識していない場合もあります。

 

そしてりんごが体にいいと思い込むだけで身体の状態は変化するというプラシーボ効果も忘れてはいけません。

 

プラシーボ効果とは思い込みのような心理的効果で、健康状態が変わることです。

 

薬品の臨床試験では必ずプラシーボ効果が考慮されています。偽物の薬を飲んだだけで症状が改善する例も珍しくないからですね。

 

また人間には個体差があることも忘れてはいけません。

 

つまり何が言いたかったのかというと、自分が意識していない些細なことが、痩せることに繋がっている場合もあるので、こうなると何が原因で痩せたかは自分の主観では判断できません。(図より)


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図には書いてありますが、人はストレスや睡眠不足で太りやすくなることがわかっています。とりあえず痩せる要因は死ぬほどあるのに、自分が意識できている点はごく一部ということが分かっていただけると嬉しいです。

 

ダイエットが失敗した経験がある方も多いと思いますが、それはエビデンスが低いために自分には効果がないダイエットを実行してしまった可能性があります。もちろん意思力などの問題もあるとは思いますが、、、。

 

このような残念な事態が起きないためにもエビデンスというのは非常に重要になってきます。

 

 

じゃあ専門家の意見は?

個人の意見が参考にならないのは先に述べた通りです。では専門家の意見はどうなのでしょうか?

 

結論としては医師や栄養士だからといって、必ずしも正しいことを言っているわけではないようです。

 

いろんな健康本を読んだ中で、津川友介先生や他の医師も言っていたことなのですが、医学部は食事に関することを詳しく学ばない上に、医学論文の正しさを判断するための疫学や統計学の学位を持っていない人もいるようです。

 

専門家はあくまでも基本的な食事のルールを教えることには優れているみたいの認識でいいんだとか。例えば「タンパク質は取りましょうね〜」、「ビタミンは身体の作る補助をしているんですよ」とかですね。

 

「玄米が身体に良い!」、「リコピンが身体に良い!」みたいな知識そのものは、科学的根拠、つまりエビデンスが重要になってきます。ただエビデンスにも質があるので、質によって情報の信頼度が下がってしまう点にも注意が必要です。

 

つまり「玄米が身体にいい!」と言える根拠となる論文のエビデンスの高くないと、玄米が身体にいい可能性は低くなってしまうんですね。

 

まぁ論文にも和牛みたいに、A5ランクみたいな階級があるとイメージしていただいて、ランクが低いと信憑性が下がるってことですな。

 

少し長くなりましたので、エビデンスの質に関しては後編に続きます。

 

健康情報をできるだけ正しく集めたい方は後編を見ていただけるといいと思います。